漫画【毒を喰らわば愛まで】ネタバレあらすじ!危険な男の毒牙にかかったルチアの運命は…?

今回紹介する『毒を喰らわば愛まで』は、裏社会の五大組織の一つ“アルカディアファミリー”の末娘として生まれたルチアが、大切なものを守るため危険な男の婚約者となる沼堕ちラブストーリーです。

スラム街育ちのルチアは、貧しい子供たちを救うため孤児院の運営に勤しむ女の子。孤高の後継者候補×危険な男が織りなす恋の行方が気になります!

 

『毒を喰らわば愛まで』どんな作品?

作者藤代千鶴 / グルナ編集部
ジャンル女性漫画
出版社ライブコミックス
レーベルCOMICエトワール

作品の内容

『毒を喰らわば愛まで』は、藤代千鶴先生が描く話題作!

裏社会を牛耳る五大組織の一つ“アルカディアファミリー”の末娘として生まれながら貧しい子供たちを救おうとスラム街で孤児院を営む少女が、大切なものを守るために危険な男と手を組み猛毒に蝕まれていく執着ラブストーリーです。

アルカディアファミリーから届いたのは、後継者に立候補しなければファミリーから追放するという手紙。追放されては子供たちを守れないと焦ったルチアは婚約者探しを始めますが、なかなか上手くいきません。

そんな中出会った危険な男・ラルはルチアに異様な執着を見せていますが、一体何者なのでしょうか。

ブックライブ

「このまま飼い殺されるか、俺の手をとって一緒に地獄へ堕ちるか――」貧しい子どもたちを救うため、スラムで教会兼孤児院の…

物語の登場人物

ルチア(ルチアーナ)裏社会の五大組織の一つ・アルカディアファミリーの末娘。
キングと娼婦の間に生まれたせいで異端児扱いされ、組織の中で冷遇されている。スラム街育ちで孤児院を営んでおり、子供たちを守るために後継者争いに参加する。
ラルアルカディアと敵対関係にある五大裏組織の一つ・バッラファミリーの新たなボス。
何故かルチアに執着し、婚約者兼共犯者になろうと企む。ルチアと幼い頃に関りがあった様子。
ダンテルチアと同じスラム街育ちの青年。
子供たちを率先して守り続けた正義感の強い青年で、教会設立後は神父として活躍。ルチアにとって一番の理解者で、兄のような存在。

 

【毒を喰らわば愛まで】3話までのあらすじと各話見どころ

ここからは、【毒を喰らわば愛まで】のあらすじと見どころをご紹介します。※以下、ネタバレありとなっていますので、未読の方はご注意ください。

1話:最悪の出会い

裏社会を牛耳る五大組織の一つ・アルカディアファミリーの末娘として生まれたルチア。キングと娼婦の間に生まれたルチアは、後継者でありながらハズレと言われ蔑まれていました。

スラム街育ちのルチアは子供たちを守るために孤児院を営んでいましたが、ある日組織から一通の手紙が届きます。

そこには後継者として名乗り出なければファミリーから追放すると書かれており、宣誓式に参加するためには“婚約者の存在が不可欠”との事。

後継者争いに興味はないものの、子供たちを守りたいルチアに拒否権はありませんでした。

ある日、気性が荒い事で有名なブルーノファミリーの一員と待ち合わせしたルチア。しかし待ち合わせ場所へ行ったルチアが目にしたのは、謎の男から皆殺しにされたブルーノファミリーの姿で…。

婚約者探しに励むルチアの前に、突如現れた危険な男。

どう見ても“関わってはいけない”と分かりますが、子供たちを守るためには関わるしかないのでしょうか。

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2話:突然の求婚

謎の男に薬を飲まされた上に手首を拘束され、見知らぬ部屋に監禁されてしまったルチア。ラルと名乗るその男は五大裏組織の一つ・バッラファミリーの新しいボスで、アルカディアファミリーとは敵対関係にあります。

危険を察知し逃げ出そうとしたルチアを制止すると、何故かラルは一緒に地獄に堕ちようとプロポーズ。

戸惑いながらも縄を解いたルチアは、ラルを挑発しながらその場を立ち去るのでした。しかし、ラルの態度に怒り心頭のルチアの元に何故か張本人がやって来ます。

ダンテや子供たちにも気に入られたラルは改めて求婚しますが、ルチアは本能でこの男は危険だと察していて…。

生き残るためにはラルを選ぶしかないと分かっているのに、本能が拒絶してしまうという展開にゾクゾク…。

ラルはどうしてもルチアを手に入れたいようですが、ここまで執着する理由が気になります!

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3話:運命共同体

ラルと関わってはいけないと悟りながらも、彼を婚約者として選んだルチア。改めてラルを孤児院に連れ帰ったルチアは、居合わせたダンテに婚約者として紹介します。

ルチアが去った後、これまでは無関心を装っていたダンテが異様な勘の良さを発揮。ラルから漂う硝煙の臭いから裏社会の人間だと見抜くと、もしルチアに危害を加えたら容赦しないと警告します。

さらにラルの正体についても気付いており、ルチアに明かさない理由を尋ねました。ラルが理由について説明していた頃、アルカディアファミリーにルチアを巡る不穏な動きが生じていて…。

大切なものを守るためにはラルの力が必要だと見抜き、不本意ながら婚約を結んだルチア。

それでも相手に従うばかりでなく、簡単にはなびかないルチアの気高さがカッコイイです!

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【予想】『毒を喰らわば愛まで』の結末について

ルチアとラルはアルカディアファミリーの後継者になる

ラルは危険だと悟りながらも、子供たちを路頭に迷わせないために婚約者となったルチア。

最初はラルの事を警戒していたルチアも、共に過ごすうちに愛が芽生えていくと予想しています。

ラルが本気でルチアを愛している事は伝わりますし、運命共同体として共依存しながら危機を乗り越えていくのではないでしょうか。

熾烈な後継者争いを乗り越えた先に本物の夫婦となった二人によって、敵対関係にあったアルカディアファミリーとバッラファミリーが統合する可能性もありそうですね!

 

【まとめ】『毒を喰らわば愛まで』読んだ感想・レビュー

守りたいもの

裏組織の一員でありながら、スラム街で育ったせいでのけ者にされていたルチア。

そんなルチアが大切なものを守るために熾烈な後継者争いに身を置く中で、危険な男と愛を紡いでいく展開に興味を惹かれました!

ルチア自身は後継者争いに興味などないのに、孤児院の存続にはアルカディアファミリーの力が不可欠。

もし宣誓式に出席しなければ孤児院はおろかルチアの命も保証できませんし、まずは資格を手に入れるべく婚約者探しに勤しむ姿を応援したくなりました!

ラルの執着

婚約者探しが難航する中、ルチアが出会ったのは危険な香りのする男・ラル。

実は二人は幼い頃に出会っておりラルもルチアにとっては“守るべき存在”のはずなのに、気付かないところがもどかしいです!

ダンテは全てに気付きながらも、ルチアのために見守っているというところも切ないですね。

幼い彼らに何があったのかは明かされていませんが、もしかするとラルはルチアに近付くためにバッラファミリーのボスになったのかもしれませんね!

ラルの歪んだ愛情に沼堕ちしてしまう展開が予想されますが、二人の歪な恋の行方が気になります!