『revenge ―赦されぬ愛を抱いて―』は、妹の突然死の原因を調べる兄と、DV疑惑をかけられる妹の夫とのサスペンス物語です。
愛する妹が突然死する前、「私は殺される」という呟きが…。
死の原因に妹の夫がかかわっていると考えた兄は、自分に恋心を抱いている真冬を巻き込み探っていくことにしたのです。
妹の身代わりとなった真冬は、バレずに妹の夫の本性を暴くことができるのでしょうか…。
漫画【revenge ―赦されぬ愛を抱いて―】作品情報
| 作者 | お湯かけご飯 |
| ジャンル | 女性漫画 |
| 出版社 | 快感倶楽部 |
| レーベル | ナニイロ |
『revenge-許されぬ愛を抱いて-』は、漫画家“お湯かけてご飯先生”の連載作品です。
お湯かけてご飯先生の美しすぎる作画が、サスペンスストーリーのピッタリとハマり、不気味な雰囲気がより一層引き立たっています。
小春の死の原因を探るべく、小春にそっくりな声をもつ真冬を巻き込み宗高の本性を暴くことを決意した奏多。
DV疑惑をかけられている宗高に、真冬はバレずに本性を明かすことができるのでしょうか。小春の死の真相に迫ります!
【revenge ―赦されぬ愛を抱いて―】1話~3話までのあらすじをネタバレ解説!
ここからは、物語の1話から3話までのあらすじと見どころをご紹介します。まずは、登場人物を簡単にチェックしましょう。
登場人物
| 小春 | 優しい兄と父の3人暮らし。家族想いで、とにかく優しい女の子。父の経営する会社を助けるために、宗高のもとに嫁ぐことを決心した。しかし、原因不明の突然死となりこの世を去る。 |
| 奏多 | 小春の兄。父の会社で働く会社員。家の事情で小春を嫁がせたことを後悔している。小春の死には、宗高が関係していると疑っており、それを証明するため“ある人物”を巻き込む。 |
| 真冬 | 奏多の行きつけのバー店員。借金の肩代わりをさせられた過去があり、今のバーに拾われた身。いつも優しく微笑んでくれる奏多に恋している。小春と声がそっくり。 |
| 宗高 | 一代で会社を大企業へと成長させた男。好青年な雰囲気をもっているが、実は裏の顔がある。「一目みたときから小春に恋をした」といい求婚している。 |
1話:妹の死の原因は!?
小春と奏多は、母を早くに亡くし、父との3人暮らし。父の帰宅を待っていた二人ですが、そこに父に連れられてきたのが、大企業につとめる宗高でした。
父が営む会社が倒産寸前という事実を伝えられ、宗高の会社が援助する代わりに「小春との結婚を望んでいる」と聞かされるのです。
会社や家族のためにも宗高との結婚を決めた小春ですが、なんだか様子がおかしい…。
久しぶりに実家に帰ってきたかと思えば、奏多に「私は殺されるかもしれない」と言い残したあと、突然倒れて死んでしまったのです。
小春の突然死を受け入れられない奏多は、小春の死は夫の宗高が関係していると考えはじめるのです。
好青年なイメージの宗高ですが、実はだれも知らない裏の顔が…。小春の死に関係しているのか?
2話:小春の身代わり
小春の死の原因を解明するために、奏多は行きつけのバーの店員である真冬を訪ねます。真冬の声は、小春にソックリ。
奏多は真冬に対して、「小春の身代わりになって宗高を探ってほしい」と依頼。奏多に恋心を抱いていた真冬は、奏多の依頼を受け入れることにしたのです。
整形をして、小春の仕草をたたきこみ、いざ宗高との生活へ。
宗高が小春を見つめる視線は冷徹なもので、あっさり本性を現すかと思えば、今のところ特に変わった様子はありません。
しかし寝室に呼ばれ真冬に、宗高の「気のせいか…」という呟きは届いていませんでした。
バレるか、バレないか…スリル満点な結婚生活がはじまります!
3話:ついにバレた!
真冬の生活は、常に宗高に管理されています。
スマホを制限されることは当たり前で、服や下着1着ですら自由にすることはできず、外出の時は常に使用人がついてまわります。
さらに、自宅のあちこちに監視カメラが設置されていますが…そのことに真冬は気づいていなかったのです。
宗高から「いつものレストランへこい」・「いつもの酒を用意しろ」など、宗高と小春にしかわからない要求が続きます。
バレないように慎重に行動する真冬ですが、宗高はひとつひとつの行動を見逃しません。
そして、真冬をソファに押し倒すと「お前誰だ?」と不敵な笑みをうかべるのでした。
宗高が真冬を見る目は、まるでハンター!身の毛もよだつ観察眼です。
【結末予想】物語のラストはどうなる?
ラストは、「宗高の重すぎる愛が明らかになる」と思います。
奏多は、小春の死に宗高が関係していると思っていますが、これはやっぱり原因不明の突然死だったのでは…と予想します。
宗高が、小春を束縛していたことは事実ですが、それは宗高の愛が重すぎるから。
「小春のすべてを管理して、自分の目の届くところに置いていたい」という宗高の純粋な愛ですよね。
【まとめ】作品を読んだ感想・レビュー
宗高の行動が、不気味すぎてゾッとしてしまう…。
スマホで連絡できるのは、宗高と実家だけ。部屋にクローゼットはなく、すべて宗高に決定権があります。
小春の手首には、なにかに縛られた痕があったので、部屋から出られないように縛られていたのでは…と想像できますよね。
口では「愛している」と伝えていたようですが、その気持ちを小春が受け取ってくれたのかは、だれにもわかりません。
奏多と小春の関係も気になります。二人は、仲の良い兄妹ですが、奏多が小春に抱く感情は、兄妹というよりも恋人に近いように感じます。
だからこそ、小春の突然死には納得がいかないし、真冬を巻き込んでまで宗高の本性を暴いてやろうという考えにいきつくと思います。