今回紹介する漫画『洞窟人間』は、地元に戻ってきた主人公が洞窟で怪人と出会う…という物語です。
東京に出ていた一(はじめ)は訳あって地元に帰ってきました。そのことを知った地元の同級生が集まり、子どものころに噂をしていた伝説のある洞窟に行くことに。しかし、洞窟の中には怪人がいて……。
本記事でそんな『洞窟人間』のあらすじや見どころをネタバレありで解説していきます。
漫画【洞窟人間】について
作者 | 岡田卓也 |
ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | 日本文芸社 |
レーベル | 漫画ゴラク |
「洞窟人間」は、人気漫画『動物人間』でお馴染みの岡田卓也先生のホラー作品です。
東京から地元に帰ってきた主人公が、洞窟で同級生たちと怪人に襲われパニックになっていきます。洞窟という暗闇の中で恐ろしい怪人がいつ襲ってくるかわからない恐怖が魅力です。
「パニックホラーの作品が読みたい」「多少グロテスクな作品でも大丈夫」といった人におすすめの作品です。
- 一と同級生たちは助かるのか?
- 洞窟人間の目的は?
ホラーと共に洞窟の真相、一や同級生の過去が徐々にわかっていくストーリーも見逃せません。
洞窟人間の登場人物
一 | 本作品の主人公。海とは親友で溺愛されている。東京で就職していたが訳あって地元に帰ってきた。同級生たちと洞窟に行くことになる。 |
山川海 | 一の親友。なぜか一のことを溺愛しており、常に一緒にいようとする。同級生の中の中心人物で、海の提案で物事が進むことが多い。 |
二葉 | 一の同級生。一が東京に行ったことを凄いと思っている。 |
陸 | 一の同級生。妻がいる。 |
源 | 一の同級生。神経質な性格。 |
あかね | 一の同級生。明るい性格。喫煙者。 |
ヨスミン | オカルト系の動画配信者。一の地元の伝説を追うために洞窟へ足を踏み入れる。 |
山川太陽 | 海の弟。幼い頃に洞窟近くで行方不明になる。 |
【洞窟人間】1巻(1話~9話)のあらすじと見どころ
ここからは、【洞窟人間】のあらすじをご紹介します。※以下、ネタバレありとなっていますので、未読の方はご注意ください。
第1話~第3話:地元の伝承
地元から東京に就職していた一は、訳あって地元に帰ってきました。そのことを知った同級生たちが飲み会を開いてくれることに。その際の発起人は一の親友・山川海で、成人式から連絡を取っていなかった一とも学生時代のように接してくれたのでした。
翌日、飲み会で話題になった洞窟に行ってみることになります。しかし、洞窟は封鎖されていました。帰ろうとする一行でしたが、洞窟付近が崩れてしまい洞窟に入ってしまいます。そこには恐ろしい怪人がいて……。
第4話~第6話:洞窟の先には
洞窟を恐る恐る進んでいった一行は途中でスマホと自撮り棒が落ちていることに気がつきます。このスマホと自撮り棒は動画配信者のヨスミンのもののようです。スマホの充電を復活させた一行は動画を見ることに。そこには衝撃の映像が残っていました。
その後、動画の見る間に1人で行動していたあかねの行方が分からなくなりました。あかねがいなくなったと思われる場所には横穴があり、海と陸の2人があかねを探しに行きます。そして、横穴を抜けると海は不思議な現象を体験します。
第7話~第9話:一行を襲う恐怖!
一、二葉、源の3人は海と陸を待っていましたが、一があることに気がつき、近くでアカネを発見します。あかねは眠っていただけのようでした。しかし、目覚めたあかねに異変が起き、3人は驚愕します。
その頃、海と陸はヨスミンと共に洞窟に迷い込んでいたスタッフと遭遇していました。そして、洞窟人間の声が響きます。海は洞窟人間を迎え撃とうするのですが、洞窟人間は1体ではなく!?
1巻の見どころ
洞窟の中という暗闇と密室で、いつ洞窟人間が襲ってくるかわからないところに緊張感があります。洞窟人間は人間とは異なる怪人のような存在です。どのような生態なのか、人間を食べるのかなども明らかになっていません。
彼らの不気味さや怖さが見どころとなっています。彼らの目的や存在意義が明かされるのが楽しみです。また、一や海たちが洞窟から脱出できるのかも気になります。
【洞窟人間】の最終回・結末を大胆予想!
洞窟にいる洞窟人間は「洞窟様」という神のような存在のために行動する者たちなのだと思います。そして、その神を復活させるためには儀式が必要で、一たちは襲われていると考えました。
一たちは最終的に神を暴き、脱出することができると思います。しかし、一しか生き残れないとも思います。一は海に助けられ、1人で脱出することでしょう。
その際には太陽の存在が鍵になると考えます。幼い頃に行方不明になった太陽は洞窟人間の秘密について教えてくれるのではないでしょうか?
最後に【洞窟人間】を読んだ感想
洞窟が怖さを倍増
洞窟人間は人とも動物とも異なる存在でとても恐ろしく感じました。また、洞窟という暗闇と密室の場所でいつ襲ってくるかわからないところがとても怖かったです。
寝ている時も安心できず、1人になってしまった場合は襲われるリスクがあるので怖さが増します。洞窟内の出来事だということが怖さを倍増させていて、面白さも増していると思います。
洞窟人間の真相と一
洞窟人間たちが何をしているのかについてはまだわかっていません。野性的ですが知能もあるようで、特殊な能力や集団でいるときは襲わないといった危機管理もできているようです。彼らの存在と行動がとても気になります。
また、一は過去にトラウマを抱えているようで、社会人になってからも訳あって地元に帰っています。彼の過去と洞窟での突破口がつながるような気もするので、一の過去についても注目です。