今回紹介する『花は甘い罠』は、とんでもないトラブルに巻き込まれた樹木医の未桜が、記憶喪失となった難あり男子・侑羽との同居生活を通して愛を育んでいく物語です。
未桜はただ樹木の診察に山へ行っただけなのに、殺人現場を目撃する羽目に。記憶を失くした殺人鬼とのスリル満点な同居生活の行方が気になります!
漫画【花は甘い罠】の魅力について
作者 | Godago / 干物女 |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | Toyou’s Dream |
漫画『花は甘い罠』は、干物女先生原作・Godago先生漫画の韓国発ダークサスペンス!
「めちゃコミック」にて独占先行配信開始と共に注目を集めており、まるで映画を観ているような美麗なイラストと巧みな心理描写に引き込まれてしまいます。
そんな本作の内容は…
登場人物も魅力的で、先の読めない展開にドキドキが止まりません。侑羽は何故あの場所で罪を犯したのか、そして彼の兄は何故弟を隠そうとするのか…。
謎が謎を呼ぶストーリーをお楽しみください!
第1話~第5話の感想:記憶を失くした殺人鬼
第1話~第5話までのあらすじ
花梨島にある“松の木病院”の樹木医として働く未桜は、山で殺人現場に遭遇してしまいます。恐怖のあまり固まりながらも、殺人鬼に見つかった未桜は逃亡。
しかしもみ合った際に抵抗した事と、生き埋めになっていた被害者が起き上がり殴り掛かったせいで、殺人鬼は裏山から転げ落ち二年間植物状態となります。
あの事件があった日、殺人鬼・侑羽(ゆう)の兄・航に捕らえられた未桜。
弟を植物状態にした犯人を捕らえるまでの間、侑羽を花梨島から出さずに面倒を見るよう命じられた未桜は、松の木病院の二階に秘密の部屋を作り共同生活を開始するのでした。
平穏な日々を守りたいという祈りが通じ、二年間は目覚める事なく眠り続けた侑羽ですが、ある日突然目を覚まし未桜を恐怖に陥れます。
このままでは殺されると焦った未桜は、侑羽の記憶喪失を利用し“私たちは夫婦だ”と宣言。その後、侑羽は不安定な状態が続いていたものの、未桜に異常な執着を見せ始め…。
奇妙な共同生活
ごく普通の樹木医だった働く未桜が、殺人現場を目撃したせいで数奇な運命に巻き込まれていく展開に興味を惹かれました!
しかも訳も分からないうちに相手が植物状態となり、殺人鬼の兄に拉致され面倒を見るよう脅されてしまうなんて、誰が想像したでしょうか。
それから二年間はいつもと変わらない生活が続いたものの、いつバレるか分からない緊迫した状況にヒヤヒヤしますね。
目覚めたと同時に殺されかけた未桜は思わず“夫婦”だと嘘を付いてしまいますが、この事がどんな影響を与えるのでしょうか。
二年間の代償
二年間の眠りから目覚めた侑羽は記憶喪失となっていましたが、残忍性は変わりません。
担当医によると侑羽は過眠症を患っており、一度眠りに就くといつ目覚めるか分からない状態なんて、今までの生活と変わらないように思えますよね。
しかし未桜が希望を取り戻した途端に異常な行動を見せ、再び地獄へと突き堕とす姿に笑ってしまいました!
植物状態の影響からか、覚醒時には異常行動だけでなく攻撃性や過剰な性欲まで現れるそうですが、未桜はどうなってしまうのでしょうか。
第6話~第10話の感想:偽りの夫婦生活
第6話~第10話までのあらすじ
侑羽の異常行動に取り乱しながらも、何とか帰宅した未桜。今度こそ目覚めないよう祈ったものの、翌朝目を覚ました未桜の隣には優しく微笑む侑羽の姿がありました。
状況を把握するためにも侑羽と同じベッドで眠るよう医師に命じられ、追い詰められた未桜は病院の職員・朋代に相談する事に。驚きながらも協力的な朋代のおかげで、未桜は侑羽との夫婦生活を演じ続けていました。
しかしその夜、侑羽と同じ部屋で眠りたくない未桜は嘘を付き追い払ってしまいます。仕方なく一人で眠りに就いた侑羽は、それから一週間もの間眠り続けていました。
このままやり過ごそうと考えていたものの、誕生日の嫌な記憶を思い出した未桜。慌ただしい一日を終えた未桜が二階に向かうと、何故か涙を流し悪夢にうなされる侑羽の姿がありました。
いたたまれなくなった未桜は“今日だけ特別”だと言い聞かせ、侑羽の隣で眠る事に。すると翌朝、未桜が目を覚ますと侑羽が微笑んでいて…。
夫婦生活の始まり
殺人鬼である侑羽と関わりたくないと思いながらも、完全に突き放せないのは未桜の優しさでしょうか。
特に夫婦生活について上手く誤魔化された侑羽がショックを受ける姿が最高で、クスっと笑える展開となっています。
今のところ二人はプラトニックな関係が続いていますが、医師から一緒のベッドで眠るよう命じられましたし、いつかは交わる事もあるかもしれませんね!
眠りの秘密
朋代が協力的で安心しましたが“お義母さん”と呼ばれ大喜びする姿が面白くて、ほっこりするシーンとなっています。
本来は加害者と被害者の関係でありながら、未桜が付いた嘘のせいで新婚夫婦のよう。
侑羽が起きているためには未桜と一緒に寝る必要がある事も分かりましたし、今後は同じ時を過ごしながら距離を縮めていく展開となるのでしょうか。
記憶喪失となった侑羽からは残忍性も消えつつあり、今では妻を溺愛するスパダリ夫化。
【花は甘い罠】最終回・結末の展開を徹底予想!
凶悪な殺人鬼とその被害者でありながら、奇妙な同居生活を送る羽目になった二人。
航が侑羽を花梨島に監禁しようとする理由も気になりますし、残忍な性格になった理由も気になるところです。
記憶を失くした侑羽を見る限り極悪人には見えませんし、殺人を犯したのも然るべき理由があるのでは…。
いずれ侑羽の過去を知った未桜は全てを受け入れ、深い愛情で包んでいくのではないでしょうか。
未桜の幼少期を見る限り心に傷を抱えている事も伺えますし、愛に飢えた者同士幸せに暮らして欲しいですね!
【花は甘い罠】登場人物について
最後に、物語の登場人物について感想と共にご紹介したいと思います!
藤宮未桜
緑に囲まれた花梨島の”松の木病院“で樹木医として働く主人公。裏山の樹木の確認をしていたところで殺人現場を目撃し、殺人鬼の侑羽と出会います。航に脅されて侑羽の面倒を見るよう命じられ、目覚めてからは夫婦のフリをしながらやり過ごす事に。
幼少期の出来事が原因で心に傷を抱えていますが、同じ孤独を抱える侑羽との出会いで生まれ変わりそうな気がします!
兎月侑羽
未桜が出会った殺人鬼で、もみ合いの際に山から転げ落ち二年間植物状態に。奇跡的に意識を取り戻したものの、全ての記憶を失い混乱します。未桜を本物の妻だと思い込み、異常な執着を見せる姿にゾクゾクしてしまいますが、顔が国宝級のイケメンで狂気すらもカッコ良すぎますね。
凶悪な殺人鬼となってしまった理由や、兄弟の確執も気になります!
兎月航
侑羽の兄で、眼鏡が良く似合うインテリ系イケメン理事。植物状態となった侑羽を未桜に押し付け、面倒を見るよう命じたサイコパスです。侑羽を都会に移送する事なく花梨島に留めるのには、何らかの理由がありそうですね。
仲の良い兄弟には見えませんし、どんな事情を抱えているのでしょうか。
朋代
未桜が働く“松の木病院”の職員。病院の一階に住んでおり、未桜とは本物の家族のように接しています。未桜の事情を知り協力してくれるなど、面倒見のよい一面も。
侑羽の美貌の虜になりながらも、優しく見守ってくれる素敵な女性です!
まとめ
『花は甘い罠』について紹介しました。
殺人現場を目撃したせいで、植物状態となった殺人鬼・侑羽の面倒を見る羽目になった未桜。
二年の時を経て目覚めた侑羽は記憶がなく、未桜は身を守るために偽りの夫婦を演じます。