漫画『宰相補佐様の偏愛、初恋につき』【ネタバレありの感想】冷たい竜が向ける甘いまなざし

今回ご紹介するのは、竜族と人族が共に暮らす王国を舞台に、冷徹な宰相補佐官と元侍女の恋を描いたファンタジーロマンス『宰相補佐様の偏愛、初恋につき』です。

冷たい印象の竜が、ただ一人の人間に心を開いていく姿に、切なさとときめきが入り混じって胸がぎゅっとなりました。不器用ながらも真っすぐな愛が、読んでいるうちにじんわりと心を温めてくれる物語です!

 

漫画【宰相補佐様の偏愛、初恋につき】基本情報

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作者ましろぷに / 百門一新
ジャンル少女漫画
出版社EVOパブリッシング
レーベルユトピcomic

STORY ~ あらすじ ~

物語の舞台は、「竜族」と「人族」が共存するアヴィリクタ王国。

王宮で侍女として働くエミリは、仕えていた王女の結婚を機に、3年間過ごした王宮を離れ、子爵令嬢としての暮らしに戻ることになります。

しかし、令嬢に戻った彼女を待っていたのは、まさかの縁談話!

戸惑いながらも夜会に出席したエミリの前に現れたのは、かつて王宮で出会った竜族の宰相補佐官・エルヴィオでした。

3年前の出来事をきっかけに、エルヴィオから嫌われていると思っていたエミリでしたが、そんな彼から“竜の求愛”を受けてしまい――!?

こんな人におススメ!

一途で静かな“溺愛”ストーリーに心惹かれる人にはたまらない物語です!

恋愛ファンタジーでありながら、心理描写や世界観が丁寧に描かれており、キャラクターたちの心の動きにぐっと引き込まれます。

小桃
“無表情な男性が、たった一人にだけ心を許していく姿”というのも、キュンとするポイントですね♪

さらに、人族×竜族という異種族の恋や、ファンタジー×ロマンスの世界観が好きな人にもおススメ!

ただ甘いだけでなく、“番”という運命に導かれたドラマチックな展開を味わいたい人にぴったりの一作です。

 

【宰相補佐様の偏愛、初恋につき】見どころをご紹介

見どころ満載の本作ですが、その中でも特に注目していただきたいポイント「華やかで可愛らしい絵柄!」と「竜族の“番”という運命の絆」についてご紹介します♪

見どころ①:華やかで可愛らしい絵柄!

何といっても目を惹かれるのは、美しく煌びやかな世界観です。

カラーはもちろん、白黒のページでも繊細で上品なタッチが光り、思わず物語に引き込まれました。

さらに、時折入るデフォルメ描写もとても可愛らしく、気品ある貴族の雰囲気とのギャップもたまりませんね(笑)

小桃
人物の影や衣装の装飾まで丁寧に描かれていて、キャラクターの魅力をより一層引き立てています!

見どころ②:竜族の“番”という運命の絆

本作の大きな魅力のひとつは、竜族だけに存在する“番”という設定です。

竜族と人族という種族の壁を超え、魂で結ばれた唯一無二の存在――この設定がめちゃくちゃドラマチックですよね…!

エルヴィオの想いは、まだエミリにはうまく伝わっていないようで、これまでの彼なりの愛情表現も少し裏目に出てしまっている様子…。

それでも、エミリを見つめるまなざしの熱さや行動から、彼の“溺愛っぷり”がひしひしと伝わってきます!

果たして二人の想いは重なり合い、“番”として結ばれる日が来るのでしょうか?

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【宰相補佐様の偏愛、初恋につき】登場人物の魅力について

エミリ・モーリド

アヴィリクタ王国の王宮で、王女付きの侍女として働く本作のヒロイン!

真面目で責任感が強く、誰よりも思いやりのある性格の持ち主で、王宮内でも評判が高いステキな子爵令嬢です♪

王女の結婚をきっかけに、エミリも令嬢としての生活に戻りますが、その後、両親から“ちょっぴり苦手”なエルヴィオとの縁談話が舞い込むことに。

エルヴィオの思いがけない行動に戸惑いながらも、照れる姿が何とも可愛らしい…!

優しさと芯の強さ、そして少しの不器用さを併せ持つ、魅力あふれるヒロインです。

エルヴィオ・エズエルド

エミリが仕えていた王宮で、わずか20歳にして宰相補佐を務める優秀な公爵令息。人族よりも高い能力を持つ「竜族」の一人です。

王宮では常に冷静沈着で、無表情を崩すことも少なく、人と深く関わろうとしないタイプ…。

ですが、エミリに対してだけは穏やかな笑みを見せたり、さりげなく気遣ったりと、彼女への想いが隠しきれていません!

感情を表に出すのが苦手そうに見える彼ですが、その行動のひとつひとつからエミリへの深い愛情が感じられますね。

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【宰相補佐様の偏愛、初恋につき】読んだ感想・レビュー

伝わらない気持ちがもどかしい

いやー、エルヴィオがエミリに向ける想いが、彼女にはうまく伝わっていないところが何ともじれったいですね。

二人の間にあるこのすれ違いには、どうやら3年前の出来事が関係しているようで…。

エルヴィオの気持ちはまったく伝わっておらず、「嫌われているかも!」とわたわたするエミリの姿が本当に可愛らしかったです。

むしろ周りの人たちは、エルヴィオの気持ちにうすうす気づいていそうで、そのキャラクターたちと同じ目線で、思わず微笑ましく見守ってしまいました(笑)

エルヴィオの求愛にドキドキ!

感情を表にあまり出さない、氷のように冷たい竜の瞳を持つエルヴィオ。

しかし、そんな冷たい印象から一転、エミリにだけ見せる優しさや笑顔にドキッとしちゃいます…!

そして、縁談の場で彼が見せた竜族ならではの“求愛行動”は、まさに情熱そのもの。エミリの戸惑いや高鳴る鼓動が、読んでいるこっちにも伝わってくるようでした!

無口なエルヴィオの仕草や視線のひとつひとつに、どれほどの想いが込められているのか…。読み進めるうちに、彼のわずかな表情の変化から目が離せなくなります。

物語の世界観に引き込まれる

小桃
竜族と人族が共に生きる世界という設定が、とても幻想的で魅力的です!

美麗な絵柄も相まって、王宮での暮らしや貴族たちが集うパーティーの描写が本当にきらびやかに感じられました。

「意地悪な貴族のお嬢様とか出てくるのかな…?」なんて想像もしましたが(笑)

王女や侍女たちが楽しそうにおしゃべりしている様子が描かれていて、穏やかで微笑ましい雰囲気に癒やされます♪

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まとめ

今回は『宰相補佐様の偏愛、初恋につき』を読んだ感想をご紹介しました。

エルヴィオの情熱的な“求愛行動”には、読んでいるこっちまでドキドキしちゃいます…!

彼の心を奪ったきっかけは一体何だったのでしょうか?続きが待ち遠しくなる展開でした!