漫画『モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?』は、夫のモラハラに苦しむ妻たちが“モラ夫解体屋”の力を借りて制裁を遂げていくリベンジストーリーです。
一人目の主人公・美咲はいつまでも独身気取りのモラ夫に苦しめられていて…。全国のモラ夫を絶滅させるべく奮闘する解体屋の活躍が楽しみです♪
漫画【モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?】基本情報
作者 | かうち / 黒野ナツ子 / NLLE |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | LScomic |
漫画『モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?』は、かうち先生シナリオ・黒野ナツ子先生作画の衝撃作!
作品内に登場する主人公たちは、夫のモラハラのせいで精神的に病んだ女性ばかり。
特に妻たちの心理描写が細かく表現されており、既婚者なら誰しも共感できる内容となっています。
モラ夫たちのザマァな末路に期待したいです♪
どんな物語?『モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?』のあらすじ
独身気取りのモラ夫
大手商社勤務の夫・たけると結婚した美咲は、二人の子供を育てる専業主婦。幼い二人にはまだまだ手がかかり、家事もままならない日々が続いていました。
しかしたけるは美咲を手伝う事など一切なく、休日は趣味の自転車に没頭。美咲が少しでも不満を口にすれば“稼いでいないくせに邪魔するな”と罵るクズ夫でした。
解体屋との出会い
たけるとの生活に疲弊していた頃、ママ友から気分転換にカフェに行こうと誘われた美咲。そこは託児所付きのカフェで、保育士に子供たちを預けた母親はゆったりとした時間を過ごす事ができます。
ママ友たちの話を聞いた美咲は、他の夫たちは家事や育児に協力的だと知り絶望。そんな美咲の姿を見かねたカフェ店員は名刺を手渡すと、困った事があれば連絡して欲しいと促しました。
数日後、たけるが高額の自転車用品を購入したと知った美咲は、話を聞いて欲しい一心で名刺に書かれた番号に電話します。一方たけるは、憧れの選手が出場する自転車レースの大会への参加を決意。
ゴールした選手を家族が出迎える“ファミリー枠”で出場すれば憧れの選手と同じ表彰台に上がれると考えたたけるは、美咲と子供たちへの出場を強要して…。
【モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?】を読んだ感想(ネタバレ注意)
ここでは、【モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?】を読んだ感想をご紹介します。※以下、ネタバレありとなっていますので、未読の方はご注意ください。
身勝手なモラ夫
自分よりも立場の弱い妻に精神的苦痛を与え、支配するのがモラ夫の常套手段。
一人目の主人公・美咲も幼い子供たちの育児に奮闘中で、専業主婦という立場のせいで夫に強く言い返せないようですね…。
いくら生活費を稼いでいるとはいえ、稼ぎがない事を罵り“生活の邪魔をするな”と暴言を吐くたけるにドン引き。
確かに一家の大黒柱として生活費を稼いでいるたけるは立派ですが、家庭を持ったのだから育児や家事に協力するのは当たり前の事だと感じます。
子供を設けておきながら、自由な時間の全てを趣味に継ぎ込むたけるに腹が立ちました!!
モラ夫との決別
このままでは美咲が壊れてしまうと心配していましたが、ママ友のおかげで解体屋に出会えて一安心。
今の時点では解体屋の名前すら明かされていませんが、表向きはイケメンカフェ店員として働きながら、裏ではモラ夫解体屋として働く理由が気になるところです。
美咲の話を聞いた解体屋は、たけるの趣味である自転車レース大会を利用した復讐を決行。
憧れの選手も参加すると知ったたけるはまんまと大会にエントリーしましたが、まさか予想外の制裁が待っているなんて…。
インフルエンサー妻の逆襲
二人目の主人公・麻衣は、雑誌の編集長として働くハイスペ夫を持つインフルエンサー妻。
SNSを見る限り幸せな生活を送っているように見える麻衣ですが、やはり夫の悟は外面がいいだけのモラ夫でしたね…。
麻衣がプライベートに口出しできないよう誓約書を作るなど、汚いやり方に腹が立ちます。
美人妻を利用し幸せな家庭を装いながら、外では不倫三昧のクズ夫にどんな制裁が待っているのか楽しみになりました!
【モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?】見どころをご紹介
個性豊かなモラ夫たち
登場するモラ夫たちは問題児ばかりで、独身気取り夫や不倫大好き夫など、個性的なクズばかり!
威張り散らしたモラ夫たちが追い詰められ、壮絶な制裁を加えられる姿が滑稽でスカッとする展開となっています。
また、モラ夫と決別した妻たちの清々しい表情にも注目していただきたいです♪
解体屋の秘密
ある時はカフェ店員、そしてある時は解体屋として活躍する謎のイケメン。
二つの顔を持つ解体屋についての秘密は何一つ描かれておらず、その正体が気になるところです。
彼は何のためにモラ夫に制裁を加えているのか、その理由が最も気になるポイントとなっています!
【結末予想】物語のラストについて
夫のモラハラが社会問題化されていますし、残念ながら世の中からモラ夫が消える事はないでしょう。
しかしモラ夫の被害に苦しむ妻を放置するわけにはいきませんし、解体屋は妻たちに寄り添いながら活動を続けていくと予想しています。
妻たちに癒しの空間を与えながら必要な時に手を差し伸べる解体屋は、女性たちにとっての救世主。
きっと彼自身も、モラハラ気質のある男性に苦しめられた過去を持っているのではないでしょうか。
どこかにモラ夫に苦しむ女性がいる限り、永遠に寄り添っていくのでしょうね。