漫画『いつわりの婚姻は遊廓から~没落華族令嬢は氷の御曹司に愛される~』は、家族から虐げられてきた令嬢が、遊廓生活の中で大企業の御曹司から契約結婚をもちかけられる物語です。
厳しい遊廓での生活はどんなのものなのか、女嫌いの御曹司からのまさかの提案とは。
漫画【いつわりの婚姻は遊廓から】のあらすじを分かりやすく解説!
作者 | 黒間 / 安城いふ |
ジャンル | 少女漫画 |
出版社 | フレックスコミックス |
レーベル | COMICアーク |
落ちぶれた令嬢
“撫子”は、子爵家の一人娘であり、小さいころは英国暮らしをするほど裕福な家庭でした。優しい両親の元で過ごしていましたが、母は病気のために他界。父親は継母と結婚することになりますが、そのときから人生は一変します。
継母と義兄は散財ばかりして、家計は破綻。父も体を壊し亡くなってしまうのです。そんなとき義兄は、撫子と結婚することで、自分が子爵家の当主になると言い出すのです。逃げ出した撫子は、道端に倒れ、花魁に拾われていくのでした。
慧との出会い
遊廓で下働きをしながら、義兄から身を隠している撫子は、先輩花魁に嫌がらせを受けながらも賢明に生きてきました。
そんなある日、帝都でも有数の大企業である乾商事の御曹司“慧”との運命の出会いをはたします。慧は、女嫌いで有名で、仕事で遊廓にきても女を側につけることはありませんでした。
しかし化粧すらせず、下働きで働いている撫子に興味をもった慧。撫子に契約結婚を申し込むのでした。
【いつわりの婚姻は遊廓から】ネタバレありの感想と見どころ
ここからは、【いつわりの婚姻は遊廓から】の感想と見どころをご紹介します。※ネタバレありとなっていますので、未読の方はご注意ください。
第1話の感想:逃げ出した令嬢
お金ばかりを気にしている義兄が、とにかく気持ち悪い。子爵家の当主になるために、義妹と結婚を考えるなんて、信じられないですよね。
花魁に拾われ、遊廓で生活をすることになった撫子は、優しい花魁と嫌がらせをしてくる意地悪な花魁との共同生活をしいられます。
しかし、そんな状況でも踏ん張って生きる彼女を応援したくなります!
慧と運命の出会いを果たし、まさかの契約結婚の申し出にビックリ!撫子が、どう返事するのか、そのあたりも注目です!
こんな悲惨な状況から、自分から幸せをつかみにいく行動に、明るい未来を期待しちゃいます。
第2話の感想:揺れる慧の気持ち
慧は、愛のない両親のもとで育ったため、結婚に愛を求めていません。そのため、都合よく結婚できそうな撫子との契約結婚を考えているようですが、なんだか慧の方が撫子に惹かれていきそうな予感です。
撫子は、慧のカラダのことを考えて仕事の心配をしたり体調を気遣ったりしているようなので、そんな健気な姿をみているといくら女嫌いの慧でも彼女の魅力にハマっていきそうです。
撫子の方は、身分違いの慧に躊躇しているようですが、撫子のためにも慧からの提案に乗った方がいいですよね。義兄に狙われている撫子なので、慧と結婚した方が身を守れると思います。
女嫌いの慧が、撫子にだけは優しく、簪を買ってあげたりと、冷たい心が解かされていくように感じます。
第3話の感想:撫子が許せない花魁
優しい花魁が守ってくれて、慧に見初められている撫子ですが、そんな撫子を許せないのが、もう一人の花魁“夕顔”です。
女嫌いの慧が撫子にゾッコンになる姿をみると、やきもちを焼きたくなる気持ちもわかります。でも、簪を盗んで池に捨ててしまうなんて、それはやりすぎ…。
もちろん慧にもそのことがバレてしまい、夕顔は目をつけられてしまいますが、撫子は意地悪よりも簪が壊れてしまったことを気にしています。
そんな姿からも、撫子が慧にどんどん惹かれているのがわかりますよね。撫子が、身分違いを気にせず、慧からの提案に乗ってくれるといいですね。
女の本性がどれだけ恐ろしいか、見ていただくと納得できると思います。
第4話の感想:夕顔からの嫌がらせ
夕顔は、どうにかして撫子を陥れようとたくらみますが、そのたくらみが陰湿すぎてドン引きです。
遊廓でのご法度といえば、「客のお金を盗むこと」。これをやれば最下級の店に連れていかれるため、人生詰むこと間違いなしです。
夕顔は、撫子を最下級の店へ格下げしようとしますが、そのたくらみがバレてしまい、撫子を階段から突き落としてしまいます。
撫子は、一体どうなってしまうのか、さすがに慧もこの状況から撫子を助けるのは困難だと思います。
なんの罪もない撫子が、苦しむ姿はもう見たくありませんよね。無事なのかどうか、気がかりです。
夕顔の陰湿なイジメは、目を覆いたくなりますが、そのたくらみを見抜く慧のすごさにも圧倒です。
【いつわりの婚姻は遊廓から】最終回結末の展開を徹底予想!
この物語の結末は、「慧と撫子は本物の夫婦となり幸せな暮らしをする」と予想!
身分違いを気にしている撫子ですが、撫子は子爵家の娘なので、身分には大きな違いはないと思います。あとは、自分に自信が持てれば、大きな心配はなさそうですよね。
慧は、撫子の性格に惹かれているので、撫子を溺愛してくれると思います。撫子も慧の気持ちをしっかり理解して、受け止めてくれることを期待しちゃいます。
早く慧と撫子がすてきな夫婦になっている姿を見届けたいですね。慧が夕顔をしっかりと成敗してくれることにも注目です!
まとめ
家族から虐げられてきた撫子は、家を飛び出し優しい花魁に拾われることになります。
遊廓で出会ったのは、女嫌いで有名な大企業の御曹司である慧。慧から契約結婚を提案された撫子は、一体どんな決断をくだすのでしょうか。