【嘘つき陛下が私に執着する理由】は、異世界転移した主人公・スズカの切なくも甘酸っぱい恋愛ファンタジーです。
“無能な巫女”として虐げられてきたスズカが、初恋の相手・ウォーレンとの再会をきっかけに、運命が大きく動き始めます。
立場を超えた恋と、絡み合う陰謀が物語に深みを与える本作。今回は【嘘つき陛下が私に執着する理由】を読んだ感想や作品の魅力をご紹介します!
漫画【嘘つき陛下が私に執着する理由】について
作者 | 甘夏みのり / 琴子 |
ジャンル | 少女漫画 |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | MANGAバル コミックス |
作品の魅力
本作の魅力は、主人公・スズカの“優しさ”と“強さ”が細やかに描写されているところです!
また、自分に自信がないスズカですが、国民のために頑張りたいという優しさや、“芯の強さ”がしっかりと感じられます…!
さらに、花の国の巫女・カコや他の国の国王たちも登場し、恋愛要素だけでなく、各国を巻き込んだ陰謀やちょっとしたミステリー要素も楽しめる、魅力がたっぷり詰まった作品です!
物語の登場人物
- スズカ
幼い頃に異世界へ転移し、雪の国・イヴェリス王国の巫女となった主人公。魔力が弱いために虐げられてきたが、心はとても優しく、強い信念を持っている。
- ウォーレン
花の国の国王で、スズカの初恋相手。スズカたちが異世界に転移したときに、手を差し伸べてくれた存在。スズカとは10年ぶりに再会するも、以前のような優しい雰囲気はなく、彼女に冷たく接している。
- アドルフ
イヴェリス王国の国王で、スズカの婚約者。自分の体裁のために、スズカを“出来損ない”だと虐げている。冷酷な印象だが、スズカを気にかけている一面も感じられて…?
- カコ
スズカと一緒に異世界に転移した女性。現在は花の国の巫女として、ウォーレンと行動を共にしている。
1巻(1話~7話)のあらすじと感想!
1巻の見どころ
スズカが虐げられる日々から、ウォーレンとの再会をきっかけに運命が動き出す展開が印象的!
初恋相手であるウォーレンの変化に戸惑いながらも、国やそこに住む人々のために前に進もうとするスズカの姿に、思わず胸が熱くなります…!
孤独な日々と10年ぶりの再会!
幼い頃に突然異世界へ転移してしまったスズカとカコ。その世界には、花・雪・風・月の4つの国が存在していました。
この世界には「異世界人の中には、いずれかの国の“巫女”の証を持つ者が存在する」という言い伝えがあり、スズカには雪の国・イヴェリス王国の巫女の証があったのです。
しかし、イヴェリス王国で巫女となったスズカを待ち受けていたのは、残酷な日々…。巫女としての魔力が弱いために、国王であり婚約者のアドルフたちから冷たくされ続け、孤独な毎日を過ごしていました。
そんな彼女のもとに、10年ぶりに初恋相手であるウォーレンが現れて…!
甘くて苦い初恋
再会の喜びもつかの間、以前は優しかったウォーレンの姿は見られず、少し冷たい彼の態度にスズカは戸惑います。
意図がわからない行動を取った彼に対して、スズカは不安と同時に、ほんの少しの希望も感じるのでした。
その後、4つの国の会議が開催!スズカは参加しませんでしたが、各国の国王たちが集まっていました。そして、花の王国の国王と巫女として現れたのは、なんとウォーレンとカコで…!?
巫女の神具とスズカの決意
その会議では、「4か国間で戦争をする」という計画が浮上したことを聞いたスズカ。そして、アドルフからは巫女の力を増幅させるため、各国に散らばる“神具”を見つける旅に一緒に出るよう命じられます。
その“神具”の力を使って戦争を止めることを決意したスズカは、最初に月の国を訪れました。そこで再会したのは、同じく神具を探しに来ていたウォーレンとカコで…!?
1巻の感想
雪の国の巫女として選ばれながらも、自分に力が感じられないスズカ。それでも国のために使命をまっとうしようとする姿は、とてもステキだと思います。
そして、スズカの初恋の相手・ウォーレンは、昔とは違う雰囲気でスズカを翻弄しつつも、彼女を想う気持ちが無意識ににじみ出ているようで…。そんな二人の関係がもどかしかったです…!
また、スズカと同じく異世界に飛ばされたカコ。彼女がスズカに向ける確かな“悪意”が、これからどのような展開をもたらすのでしょうか?
さらに、アドルフからも目が離せませんね…!
スズカに対して冷たい言葉をかけていますが、城にいる令嬢からスズカが受けた仕打ちを知らなかったり、彼女の痛々しい傷跡を見て顔をゆがめたりと…。
そんなところに、アドルフの優しさが垣間見え、少しだけ彼の本当の気持ちが伝わってくるような気がしました。
考察「嘘つき陛下が私に執着する理由」結末はどうなる?
「嘘つき陛下が私に執着する理由」は、いったいどんな結末を迎えるのでしょうか。ここからは、気になる最終回について徹底予想していきます!
スズカの真の力が解放され、運命を切り拓く!
月の国に着いてから、スズカの魔力がみるみる強くなっているように感じますね…!
スズカが雪の国で虐げられてきた過去を乗り越え、自分の中に眠る本当の力に気づく展開が予想されます。
神具を探す道中、同じく神具を探すウォーレンと出会い、また愛も深まっていき…、そんな二人が、この世界の未来を切り開いていくのではないでしょうか。
ウォーレンの真意が明らかになり、二人が結ばれる
ウォーレンがスズカに冷たく接する理由が明かされ、国王と巫女である二人が国を超えて結ばれる展開も予想されますね!
10年前と比べてウォーレンの態度は豹変していますが、それでもどこかスズカを気遣うようなそぶりが見られます。
きっと彼自身、スズカを大切に想う気持ちを押し殺しているのではないでしょうか…。
すべての問題が決着したとき、ウォーレンの気持ちも解放されることを願っています!
まとめ
『嘘つき陛下が私に執着する理由』は、スズカの巫女としての成長と初恋相手・ウォーレンとの恋模様を描いた、ハラハラドキドキするラブファンタジーです!果たして、彼女は真の力に目覚め、戦争を止めることができるのでしょうか…!?