今回紹介する『本好き令嬢は敏腕公爵様とひそやかに恋をする』は、謎の病で声を失い義母や義妹から冷遇されていたセレスが、敏腕公爵と名高いアランに見初められ幸せになるお話です。
セレスは声を失いながらも、大好きな本で知識を得ながら前向きに暮らす女の子。さらにアランは人には言えない秘密を抱えているようで…。
漫画【本好き令嬢は敏腕公爵様とひそやかに恋をする】はどんな物語?
- 作者:鈴石和生
- ジャンル:女性漫画
- 出版社:ライブコミックス
- 掲載誌:COMICエトワール
筆談の令嬢
ラインハルト家の長女・セレスは、謎の病に侵され声を失ってしまいます。
口が利けない事を理由に婚約破棄され落ち込みながらも、父だけはセレスを可愛がっていました。さらに病を患う直前、父が再婚し継母のイザベラ、義妹のリリーラと共に暮らすようになったセレス。
彼女を良く思わない二人はことある毎に暴言を吐いてきましたが、セレスは落ち込む事なく前向きに暮らしていました。
公爵の噂
そんなセレスの日課は、図書館に通いたくさんの本を読む事。知識を付ければ世界が広がり、病気についての手がかりが見つかるかもしれません。セレスの姿は館長の目にも留まり、いつも本を寄贈する貴族からも注目されていました。
図書館からの帰り道、新しい公爵の噂を耳にしたセレス。彼が公爵になってから住みやすくなったと評判で、セレスは会った事のない彼に興味を抱き始めていました。
アランの秘密
それから数日後、セレスは父に勧められ、公爵家で行われる舞踏会に参加する事に。父はセレスが良き伴侶を見つけられる事を願っていますが、イザベラとリリーラは気に入りません。
舞踏会当日、イザベラが選んだ古臭いドレスを身に着け参加したセレス。そこで元婚約者のショーンから大勢の前で辱めを受けたセレスですが、主催者のアラン公爵に救われます。
アランは筆談で会話ができるセレスの聡明さを褒め、もっと話がしたいと別室へ。さらにセレスのドレスに毒が仕込まれている事を伝えると、新しいドレスに着替えるよう促します。
アランの優しさに感動しながらも、セレスは彼に心を読まれているような感覚を覚えて…。
『本好き令嬢は敏腕公爵様とひそやかに恋をする』ネタバレありの感想
ここからは、『本好き令嬢は敏腕公爵様とひそやかに恋をする』を読んだ感想をネタバレありで解説していきます。未読の方はご注意ください。
第1話の感想:アランとの出会い
主人公のセレスは謎の病で声を失いますが、父が味方になってくれた事は心強いですね!こんなにも素敵な男性が、何故性悪な後妻を娶ったのか不思議です。
また、本が好きなセレスは図書館通いが日課で、話せなくても筆談ができる聡明な女性。
公爵家主催の舞踏会で辱められそうになっても、聡明さを認めセレスの良さを伝えるアランが素敵で好きになりました!
ドレスには毒が仕込まれている事が分かりましたが、イザベラたちはセレスと父を亡き者にして財産を奪い取るつもりでしょうか。
アランにも何やら秘密があるようですし、二人がどう愛を紡いでいくのか楽しみです!
第2話の感想:楽しいひと時
セレスの予想通り、アランには人の心を読む力がある事が発覚。この能力のせいで幼い頃には“気味が悪い”と言われ、アランも辛い想いをしたでしょう。
しかし言葉を話せないセレスにとって、心を読んでもらえるのは最高のプレゼント。筆談しなくても心を通わせる事ができ、楽しそうに会話をするセレスの姿に和みました。
セレスはアランに取り入ろうとしているわけではなく、純粋に会話を楽しんでいただけ。対照的にイザベラたちはセレスを使い公爵家との縁を結ぼうと企んでいる様子。
第3話の感想:大切な友人
先日の舞踏会でのアランの発言のせいで本屋は大賑わい。
責任を感じたアランはセレスを公爵家のライブラリに誘いますが、ときめきながらも身分差に引け目を感じてしまうところが彼女らしいですね!
さらにアランに親しみやすさを覚えたセレスが“友人になって欲しい”とお願いし、二人は晴れて友人関係に。
他人の悪意に晒されてきたアランにとって、裏表なく素直に接してくれるセレスとの時間は癒しのひと時となっているようで嬉しくなりました!
せっかくいい雰囲気だったのに、またも二人の邪魔をするイザベラとリリーラにイライラ。セレスを利用して公爵夫人の座を狙っているようですが、そう上手くいくのでしょうか。
第4話の感想:すれ違い
パーティーでアランから贈られたドレスを返却するために、公爵邸を訪れたリリーラたち。あくまでもドレスは公爵邸に向かう口実ですし、下心も全て読まれているなんて気付いていないのでしょうね。
セレスが選んだお礼の品もまるで自分が選んだかのように贈るリリーラにモヤモヤ…。
このまま二人がすれ違ってしまうのかと心配になりましたが、アランがセレスのために素敵な贈り物を準備してくれており胸キュンでした!
しかし、アランの態度が気に入らないリリーラがまたしても大暴走。どんな手を使ってもアランには全てバレていますし、さっさと諦めて欲しいところです!
第5話の感想:イザベラたちへの違和感
アランがセレスに贈った本を燃やそうと企んだリリーラ。取り戻そうとしたセレスを制止し、火傷の心配をするアランの優しさが沁みますね。
犯人のリリーラは“知らなかった”で通すつもりのようですが、アランには全てお見通しだと言ってやりたいです!
アランはセレスを案じ専属医を手配しようとしましたが、丁重に断るリリーラに違和感が。もしやセレスの病もイザベラとリリーラが仕組んだものなのでしょうか?
贈り物の誤解も解け和んだところで、またもイザベラたちが特大の爆弾を仕掛けてきましたが、アランがどう対応するのか気になります!
『本好き令嬢は敏腕公爵様とひそやかに恋をする』の最終回・結末を徹底予想!
ここでは、『本好き令嬢は敏腕公爵様とひそやかに恋をする』の最終回・結末を予想していきます。現時点で私が考えるラストは以下の通りです。
- セレスの病が治る
- セレスとアランが結ばれる
あくまで個人的な考察になりすが、それぞれ詳しく解説していきますね♪
セレスの病が治る
一年前に患った謎の病のせいで、声を失ってしまったセレス。今のところ治療法は見つかっていませんが、イザベラやリリーラの反応を見る限り、病は仕組まれたものと思えてなりません。
いずれはアランが腕利きの専門医を手配し、セレスの声を取り戻すと予想しています。全てが明かされた暁には、イザベラとリリーラにも然るべき罰を与えて欲しいですね!
セレスとアランが結ばれる
声を失い意思疎通に困難を抱えているセレスと、他人の心が読める事で人を信じる事ができなくなったアラン。
真っ直ぐで裏表のないセレスは心の声を読まれても不快感を与える事もなく、アランは安らぎを感じ始めています。このままセレスへの想いが募ったアランは求婚し1話冒頭の結婚式へと繋がるのではないでしょうか。
『本好き令嬢は敏腕公爵様とひそやかに恋をする』登場キャラクターの魅力について
『本好き令嬢は敏腕公爵様とひそやかに恋をする』には、たくさんの魅力的なキャラクターが登場します。ここでは、そんなキャラクターたちの魅力を感想と共にご紹介します♪
セレスティア=ラインハルト
この物語の主人公で、謎の病で声を失った少女(通称:セレス)。読書が好きで本からたくさんの知識を得ており、言葉が離せなくても筆談で会話ができる聡明な女の子です。
本好きで意気投合したアランとは、少しずつ心を通わせている様子。まだ病の原因は分かっていませんが、いつか声が戻る展開となるのでしょうか。
アラン
敏腕と噂の公爵で、本が好きで聡明なセレスに興味を抱きます。人の心を読む能力があり、幼い頃から他人の悪意に晒されてきた苦労人。
不思議な能力に怯む事なく、逆に喜んでくれるセレスに惹かれ始めているようです。男女差別をしない素敵な男性ですし、セレスとの恋の行方が気になります♪
リリーラ=ラインハルト
セレスの義妹。母親のイザベラと共に玉の輿を狙う性悪女です。
セレスを利用しアランに取り入ろうとしますが、心を読まれ全てを見透かされているところが痛いですね…。
セレスへの仕打ちをどう裁かれるのか楽しみにしています!
ショーン=アルレルト
セレスの元婚約者。口が利けないセレスを見下し、公衆の面前で辱めようとする性悪男です。
プライドの高い父親のせいで歪んだ性格をしているようですが、今後セレスとの絡みがあるのか気になります!
最後に作品の見どころ・魅力をご紹介!
最後に『本好き令嬢は敏腕公爵様とひそやかに恋をする』の見どころを2つ厳選してご紹介します!
心に傷を抱えた二人の交流
他人の悪意に晒されてきたせいで心を閉ざしていたアランが、真っ直ぐなセレスと知り合った事で浄化されていく様子に和みます。
誰にも心を開かなかったアランもセレスには興味を持ち始めていますし、やがて恋心に変化しそうですね♪
今のところセレスは自覚していませんが、二人がどうやって心を通わせていくのかが最大の見どころとなっています!
イザベラとリリーラの末路
金と名誉のために、元夫を殺害してまでラインハルト家にやって来た二人。
いずれはラインハルト家を乗っ取るつもりらしく、あの手この手でセレスを陥れようとする姿に腹が立ちます!
しかし心を読めるアランには全て見透かされていますし、セレスの病に関わっている事がバレるのも時間の問題。