漫画『くれなゐの花嫁~大正北國恋物語』は、火事によってすべてを失った主人公が、偽の婚約者としてイケメンハイスぺ社長と結婚生活をおくる時代物ラブストーリー作品です。
火事によって両親を失い、残されたものは消えない顔の傷と多額の借金だけ。たくましく働く繭子を気にかけ始めた社長の「偽の婚約者」として働くことになりますが、一体どんな夫婦生活をおくるのでしょうか。
漫画【くれなゐの花嫁~大正北國恋物語~】基本情報
作者 | でじおとでじこレッド 倖 山元あやま みちふむ |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | めちゃコミックオリジナル |
掲載誌 | まんが職人スタジオ |
『くれなゐの花嫁~大正北國恋物語』は、原作“みちふむ先生”と作画“でじおとでじこレッド先生・倖先生・山元あやま先生”の新連載作品です。
人気小説サイト「エブリスタ」で人気を博し、めちゃコミックにてコミカライズ作品として配信がスタートしています。
大正時代の北海道を舞台とした今作品ですが、たくましく生きる主人公とその聡明さに惹かれていく女性嫌いの社長の恋物語となっています。
【くれなゐの花嫁~大正北國恋物語~】のあらすじをわかりやすく解説!
消えない傷と借金
心優しい“繭子”は、両親に愛されて育ちましたが、火事によって両親は他界。残されたのは、一生消えることのない顔の傷と多額の借金だけでした。
訃報をききつけ弟は帰宅し、借金を返済するために「学校を辞める」と言いだそうとしますが、繭子はそれに反対します。
そして、家のために働き口をみつけ、自分ひとりで借金を返すことを決意するのです。
花嫁という仕事
繭子の家は、婚約者の家“成田家”から融資をうけて、どうにか倒産をまぬがれていました。しかし、顔に傷が残ったことで、婚約は破談。
そのため、繭子は髪をバッサリ切り、働きにでることにします。
成田家の紹介された働き口は、“青山物産”という会社。そこには、若くで社長に就任した“静也”がいます。
静也は、容姿端麗・敏腕な経営者ですが、女性に対して執着はなく、母親から結婚を迫られても「花嫁を求人募集しようか」などと言ってしまう性格。
しかし、“ある事件”をキッカケに静也に目をつけられてしまうのが、繭子だったのです。
1話~5話の感想:静也との出会い
家族を失った繭子
大好きな両親を火事で失ってしまった繭子は、とにかく優しく・賢い女性。可憐な容姿とは裏腹に、火事の中飛び込んでいく姿は、頼もしさを感じるほどです。
そんな繭子ですが、家の状況が思わしくないことを知り、弟のため家のために自分を犠牲にしなが働くことになりますが、過酷な状況をみると目をそむけたくなります。
“ナオト”という弟のような存在と一緒に働くことになりますが、どんなにツラい環境でも弱音を吐くことなく働く繭子をみて、勇気づけられるナオトの気持ちにも共感していまいますよね。
静也との接点
成田家からの紹介によって、静也の会社で働くことになりますが、そこで泥棒が入り込む事件が勃発してしまいます。
ミスを疑われたナオトと繭子ですが、繭子の機転で解雇をまぬがれることに。
悪だくみを考える上司に強気の姿勢で挑む繭子は、めちゃくちゃカッコいいうえに、賢い頭脳を使い事件を解決してしまうのです!
とはいえ、頭のいい繭子のことが気になる静也ですが、今のところ恋する様子はありません。
それどころか、女性に全く興味のない静也なので、これからどうやって繭子の求婚していくのか、先の展開が気になります。
6話~10話の感想:社長の婚約者
働き者の繭子
繭子は、優秀な家で育っていたため女学校に通っていました。そのため、英語を読めるのですが、そのことで静也に認められることに。
それどころか、上司たちの不正を暴くことができたので、どこまでも聡明で賢い繭子は頼りになります!
静也も最初は、繭子に全く興味を示しませんでしたが、女性なのに力仕事に文句も言わず、家族のために働く繭子に興味が出てくるのも不思議ではありませんよね。
優秀な繭子に目をつけた静也は、繭子に仕事として「“婚約者と秘書”として働かないか」と提案してしまいます。
婚約者と秘書
静也に「婚約者として働いてくれ」と仕事上の婚約者を提案されますが、キッパリ断ってしまうのです。
お金持ちで給料も確約されている仕事なのに、「自分だけいい思いはできない」と断ってしまう繭子は、どこまでもまっすぐな性格だと思います。
繭子の判断に驚く静也ですが、“秘書”というポジションも用意することで偽の婚約者として働くことを承諾されます。
突然静也が婚約者と連れ帰ってきたので、母親も従兄妹である“ムギ”もびっくり仰天!
もちろん、めちゃくちゃ反発してくるので、繭子がムギに嫌がらせされないか心配です。繭子のことなので、その嫌がらせすらやり返してしまいそうですけどね。
【くれなゐの花嫁~大正北國恋物語~】の見どころをネタバレ解説!
作品を読んで、個人的に特にオススメしたポイントを厳選して2つご紹介します♪
- 繭子の聡明っぷり
- 繭子との共同生活
それぞれ詳しく解説していきます!
繭子の聡明っぷり
両親を亡くし、多額の借金と弟の学費を工面するために、必死になって働く繭子がとにかくカッコいい!
しかも、ただ働くだけじゃなく青山物産のために動き出す姿は、聡明さが際立ちます。
繭子の優秀さに少しずつ気づく静也ですが、これからどう心境の変化がみられるのか、めちゃくちゃ気になります!
繭子との共同生活
静也の偽の婚約者であり、秘書として働くことになった繭子ですが、これからどんな風に変わっていくのでしょうか。
「仕事」として婚約者を演じているようですが、同じ布団で眠るなんて、本物の夫婦のようですよね。
本人は気づいていませんが、繭子は静也の“お気に入り”になっていくようです。
これまでのストーリーから最終回・結末を考察!
『くれなゐの花嫁~大正北國恋物語』の最終回結末は、「静也と繭子は本物の夫婦になっていく」と思います。
繭子の聡明さと逞しさに惹かれていく静也。今のところ、「自分が繭子に惹かれている」ことに気遣い姿もかわいいです。
静也の助手には、うすうす感づかれていますが、本人が全く自覚無しな展開が最高に面白いですよね。
静也の婚約者となった繭子は、「仕事は仕事」を割り切ってしまう性格だと思うので、これからどうやって二人が心をかよわせていくのか、ラブラブな二人になるまでの展開が楽しみです。
まとめ
火事で両親を失った繭子に残されたのは、消えることのない顔の傷と多額の借金。
さらに弟の学費を工面する必要があるので、繭子は働きにでる決意をします。
そこで出会ったのが、女性に興味を示さない社長である静也。
偽の婚約者を演じることになった繭子は、静也とどんな夫婦生活を送っていくのでしょうか。