漫画『悪役神官は救いなど望まない』は、愛するイアンを救うために命を差し出すレベッカと、それを守りたいイアンの周りに渦巻く欲望を描いたラブストーリー作品です。
だれが味方でだれが敵なのか、レベッカの気持ちはイアンに伝わるのか…。イアンとレベッカの恋の行方と周りでうごめく思惑の行方をぜひ最後までごらんください♪
漫画【悪役神官は救いなど望まない】基本情報
作者 | Mang-aji、DH |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | Kidari Studio |
掲載誌 | アジュール |
漫画『悪役神官は救いなど望まない』は、漫画家“Mang-aj先生”の作品です。
Mang-aj先生によるフルカラーの絵柄が美しく、さらさら読める作品となっています。
ただのラブストーリー作品ではなく、政治的要素もふくまれる読み応えたっぷりの物語です。
愛する人を守りたいレベッカと、そんなレベッカを守りたいイアン。二人の恋の行方はどうなるのでしょうか。
イアンを狙うデリックと、そんなデリックを排除したいイアンの攻防にも注目です。
『悪役神官は救いなど望まない』のあらすじを分かりやすく解説♪
悪役神官は3年前に転生してしまう
神官“レベッカ”と第2皇子である“イアン”は、恋人として幸せな生活を送っていましたが、ある日イアンが毒殺されてしまいます。
イアンのことを愛していたレベッカは、自分の命と引き換えに3年前に転生する黒魔法を使ってしまうのです。
転生後は、毒殺の犯人をつきとめ、罪なき人とともに一緒に殺害。レベッカは、その代償として処刑されてしまいます。
しかし、目を覚ますとまた3年前に転生していたのです。
今までとなにかが違う!
また3年前に転生してきたレベッカは、「今までとなにかが違う」と違和感をもちはじめます。ラブラブだった”あの頃“だったはずなのに、イアンの目は冷たいまま。
黒魔法を使ったせいで、「過去を変えてしまったのでは…」と不安は増すばかりです。
イアンの戦場での勝利を祝う式典では、過去とは違う「褒美としてレベッカがほしい」というイアンの発言。これを聞いたレベッカは、「イアンも過去の記憶があるのでは…」と疑いはじめるのです。
【ネタバレ】『悪役神官は救いなど望まない』10話まで読んだ感想
記憶があるのは誰か!?
レベッカは、自分を犠牲にしながらも大好きなイアンのために動きますが、回帰後はその気持ちが伝わらず、読みながらヤキモキしてしまいます。
自分の命と引き換えにしても、イアンを救おうとするレベッカが不憫ですよね。
3年前にイアンを殺害した犯人は、第1皇子の“デリック”ですが、なぜか回帰後は過去の記憶を持っているようで…
「お前も記憶があるだろう」と様子をうかがう素振りが、本当に気持ち悪い!なにか企んでいるのでは…と警戒してしまいます。
だれが過去の記憶を持っているのか、これからなにが起きようとしているのか、ハラハラドキドキの展開が続きます!
デリックの思惑
過去の記憶をもつデリックは、レベッカに対して「俺のものになれ」と告白してきます。過去にデリックを殺害したレベッカは、なぜこんな提案をされるのか想像もできないですよね。
自分を殺した相手に対して、求婚するなんて、なにか悪だくみをしているに違いありません。
デリックは、「提案を受け入れなければ、イアンを殺す」と言っているので、デリックの提案を受け入れるべきか悩んでいるようですが、その気配を感じてイアンからの手紙が届きます。
イアンは、冷たい目でレベッカを見ていますが、「実は過去のように惹かれる気持ちは残っているのかな」と想像してしまいます。
イアンの甘い視線
レベッカの前では、冷たい視線で見つめてきたり、どこか他人事のような態度をとりますが、デリックに求婚されるレベッカを助けたり、レベッカの行動を気にしたりと、甘い視線がみられます。
イアンも昔の記憶が残っており、レベッカが自分を助けるために命を投げ出さないか、監視しているのかなと思います。
デリックからレベッカを守ったり、レベッカが命を投げ出さないか気にしたりと、イアンの秘密の気持ちを感じることできます。
『悪役神官は救いなど望まない』の見どころをネタバレ解説♪
ここでは、『悪役神官は救いなど望まない』の見どころを2つご紹介します。
- 過去の記憶を持っている人物
- イアンはレベッカを愛しているのか
過去の記憶を持っている人物
レベッカは、過去の記憶を持ちながら回帰しますが、デリックもイアンも過去の記憶を持っていそうですよね。
レベッカに記憶があることはデリックにバレてしますが、そのせいでデリックの企みの翻弄されてしまいそう。
イアンも記憶があるのか、それによっては現在の状況が大きく変わりそうです。
イアンはレベッカを愛しているのか
レベッカは、自分の命を差し出してもイアンを守ろうとしていますが、イアンも同じ考えを持っていそうですよね。
過去にレベッカが命を差し出してしまったことを知ったイアンは、同じ過ちを犯さないようレベッカを守ってくれそうです。
これまでのストーリーから最終回・結末を考察!
『悪役神官は救いなど望まない』の最終回結末は、「イアンも過去の記憶をもっており、レベッカのことを守ってくれる」と思います。
デリックは、イアンのことが憎くて殺害を企んでいますが、その計画にレベッカを巻き込もうとすると思います。
そこから守ってくれるのが、やっぱりイアンですよね。
イアンも過去の記憶をもっており、自分のために命を投げ出すことに躊躇しないレベッカに苛立ちを覚えるとともに、恋する気持ちもあると思います。
まとめ
愛するイアンを守るため、自分の命と引き換えに過去に回帰するレベッカ。
しかし、2度目の回帰のタイミングでは、デリックもイアンも記憶が残っているようです。
恋の欲望が渦巻く今作品、最後の結末まで目が離せません!