恋愛のトラウマを抱えた主人公が、職場で運命の再会を果たす大人の恋愛漫画『青山課長は優しくない』。
過去に受けた“初恋”の傷と、現在の気持ちが複雑に絡み合う切ないストーリーに、読み進めるほどに胸がキュンとします…!
漫画【青山課長は優しくない】あらすじと登場人物
| 作者 | シラカワイチ / 白石さよ |
| ジャンル | 女性漫画 |
| 出版社 | めちゃコミックオリジナル |
| レーベル | comic fizzy |
職場での運命的な再会!
実家が織物工場を営む真雪は、知識を身につけるために業界最大手の会社で働く、ごく普通のOL。しかし、そんな彼女にはある悩みが…。
学生時代の初恋で心に深い傷を負い、気づけば27歳まで恋愛経験はゼロ。ずっと仕事一筋で生きてきたのです。
そんな真雪の前に、初恋の相手でありトラウマの原因でもある青山享祐が、職場の課長として現れることに!
過去を引きずり、距離を置きたいと願う真雪でしたが、なんと彼が直属の上司として就くことになってしまい…!?
仕事での成長と“四角関係”の行方
ある日、社内で「ブライダル関連を扱うプロジェクト」が発足し、メンバーに享祐と真雪が選ばれます。
念願だったブライダル関係の仕事に胸躍らせる真雪でしたが、同時にひとつの懸念を抱えていました。
メンバーの中には、他部署から参加した享祐の元恋人・水崎の姿が。
彼女は享祐との復縁が噂されており、真雪に対してもまるで牽制するかのように厳しい態度で接してきます。
さらに、水崎が享祐に近づく一方で、真雪は会社の先輩・柏木から熱烈なアプローチを受けていて…!
主な登場人物
| 広瀬真雪 | 家業である織物工業の勉強のため、「青山テキスタイル」に勤める27歳のOL。 中学生時代の初恋でトラウマを抱え、恋愛経験がないまま大人になった純粋で一途な女性。享祐との関係に心を引きずりつつも、少しずつ克服しようとしている。 |
| 青山享祐 | 真雪の初恋相手で、現在は同じ職場の課長。 手厳しい性格で一見冷たく見えるが、仕事には真摯で、真雪に対しても適切な指導を行う。過去の出来事を気にかけ、真雪を陰ながら見守ろうとしているが…? |
| 柏木 | 真雪の会社の先輩で、イケメンかつ優秀。 ややチャラい一面もあるが、コミュニケーション能力が高く、同期の享祐と人気を競っている。 |
| 水崎 | 享祐の元恋人で会社の同僚。 復縁を望んでいるとされ、享祐と距離が近い真雪を敵対視しているようで…。 |
1話~10話の感想:過去と現在が交錯する切ない再会…!
1話~10話までの見どころ
思春期まっただ中の中学生時代に経験した“初恋”のトラウマ…!
まさかその“初恋相手”と職場で再会という王道的展開ながらも、やっぱりハラハラドキドキしちゃいます!
過去の回想シーンと現在の状況が巧みに織り交ぜられており、二人の複雑な関係性が次第に明かされていくストーリー展開に、つい目が釘付けになってしまいました。
感 想
真雪の健気さに応援したくなる!
真雪がとにかくひたむきで健気…。
長年抱えてきたトラウマの相手と向き合わざるを得ない状況には、「うわ、キツイ…」と思わずこっちまで焦ってしまいます…!
職場という逃げ場のない環境で、真雪の複雑な感情が繊細に描かれていて、彼女の葛藤がリアルに伝わってきますね。
さらに、仕事の厳しさに負けそうになりながらも前向きに取り組む姿はキラキラ輝いて見え、「本当に大切に思って頑張っているんだな」と応援したくなります!
冷たい態度の奥にあるもの
同じ部署で働くことになった真雪と享祐の微妙な距離感の描写が本当に上手いです!
仕事上の関係を保ちながらも、過去の記憶がよみがえる瞬間には、ドキドキが止まりませんでした。
クールで無愛想に見える享祐ですが、物語が進むにつれて誠実さや責任感がにじみ出てきます。
言葉よりも行動で気持ちを示すタイプなのかな?と思いますね。そんな彼の優しさに気づいた瞬間、心をつかまれてしまいます…!
職場での何気ない会話や仕草一つ一つに込められた意味を読み解く楽しさがありました。
同僚とのやり取りが面白い
真雪と享祐の関係も気になるところですが、忘れてはならないのは同僚たちの存在です!
ちょっとしたやり取りで笑えたり、真雪の相談相手になってくれたりと、オフィスの空気感がリアルに感じられるのはこの人たちのおかげだと思いますね。
特に柏木が絡む場面では、享祐が内心で真雪を心配しまくっている様子が可愛くて、クスクス笑ってしまいました(笑)
11話~15話の感想:まさかの四角関係?の行方
11話~15話までの見どころ
一気に登場人物たちの恋愛関係が加速…!
これまで以上にお互いを意識するシーンが増え、読んでいるこっちもドキドキが止まりません!
さらに、柏木や水崎が物語に具体的に関わってくることで、真雪たちとの距離感や四角関係の緊張感も一層高まります。
その一方で、享祐の本当の想いも少しずつ明かされ始め、今後の展開にますます注目したいですね♪
感 想
本心の甘々さにキュンとする!
仕事には厳しく、普段はクールで冷たい印象の享祐ですが、真雪のこととなると放っておけず心配してしまう姿に、思わずニヤニヤしちゃいますね(笑)
さらに、同期の柏木に先を越されて焦ったのか、ついに行動を起こした享祐。真雪への溢れる想いがめちゃくちゃ甘くて、こっちまで照れちゃいます…!
彼女を大切に思うあまり、自分の気持ちを押し殺そうとする享祐にやきもきしますが、とにかく切ない気持ち胸がいっぱいになりました。
もどかしい関係への発展…
水崎は享祐へ、柏木が真雪への想いをそれぞれ向け始めたことで、真雪と享祐の関係にも少しずつ変化が見え始めましたね。
ただ、予想もしていなかった方向に行ってしまい、もどかしい気持ちでいっぱいです…!
水崎たちの介入がなければ、二人の関係はずっと平行線のままだったかもしれないので、そういった意味では良かったのかもしれませんが…。
とはいえ、お互いに本音を伝えていれば、こんなに複雑な関係にはならなかったのかな…と思うので、早く二人の気持ちが重なり合うことを願っています!
ラストはどうなる?『青山課長は優しくない』の結末を予想!
二人の想いは通じ合う?
真雪と享祐、二人の関係は思いもよらない方向に進んでいますね…。
それでも最後には過去の誤解が解け、お互いの気持ちを確かめ合う展開を期待しています!
これまではお互いに本心を隠し、自分の中で“自己完結”しているように見えますが、水崎や柏木が関わることで、かえって二人の距離が縮まっていくのではないでしょうか。
真雪が織物工場の社長に!
大切な家業を支えるため、業界理解を深めようと「青山テキスタイル」に入社した真雪。
将来的には実家の工場に戻り、いずれ社長に就任する未来も考えられますね。仕事に真剣に取り組む彼女なら、きっと会社をさらに成長させていけるはず。
「青山テキスタイル」とも、同じ業界のパートナーとして良い関係を築いていけそうです!
まとめ
大人の恋愛と仕事のリアルを描いた『青山課長は優しくない』をご紹介しました。
白石先生×シラカワ先生のコンビによる繊細な心理描写が光る、必読の恋愛漫画です!
成長とすれ違いを乗り越える二人の物語に、最後まで目が離せませんね♪