漫画『老害ガール』は、Z世代の新人たちとの関係に頭を抱えている主人公のオフィスコメディ作品です。
残業しません!飲み会行きません!無駄なことはしません!
Z世代とのジェネレーションギャップに苦しむ第一営業課長の春菜。「老害」と陰口をたたかれていることを知ってしまい、新人たちとの働き方に頭を抱えはじめます。春菜を追いつめるさらなる罠とは…。
漫画【老害ガール】作品情報
| 作者 | 筑谷たか菜 / とらふぐ |
| ジャンル | 女性漫画 |
| 出版社 | ぶんか社 |
| レーベル | よもんがクロメ |
『老害ガール』はどんなお話?
春菜が営業課長を務める会社では、久しぶりに新人たちが入職することが決定。新人たちとの仕事にワクワクしていましたが、相手はZ世代の若者です。
ひと昔前には想像もできないほど、新人たちは「やりたくない宣言」が多く、春菜はジェネレーションギャップに苦しめられます。
まさか自分が「老害」と呼ばれてしまうなんて…。
やりたい放題の新人たちと、昭和気質の上司たちとの間で板挟みになってしまう春菜。
登場人物について
- 小泉 春菜
印刷会社で働くキャリアウーマン42歳。第一営業部の課長をつとめ、バリバリ働いている。新人との考えにギャップを感じるも、どうにか理解しようと奮闘している。
- 浜田 玲央
春菜の会社に新人として入社。タイムパフォーマンスを重視する性格で、無駄なこと・自分には関係のないことには関わりたくない性格。パソコン作業が得意で、仕事も早いデキる男。
- 東堂 リナ
春菜の会社に新人として入社。上司から怒られる場面では、泣いてやりすごそうとする性格。しかし、電話対応は新人の中でもピカイチの腕前をもっている。人の目を気にしてしまう。
- 林田 正人
春菜と同じ会社で働き、第二営業部の課長をつとめている。春菜とはライバル関係なのか敵対視している。
1話~3話までのネタバレあらすじと見どころ
1話:私って老害なの!?
春菜は、バリバリ仕事をこなすキャリアウーマン。営業課長を務めるほど仕事が大好きです。
職場では、久しぶりに新卒を採用することが決まりますが、入職当日からさっそくひとりの退職が決まりました。
春菜が新卒で入職したときは、「仕事は真面目に!上司のいうことは絶対!やる気満々!」と仕事に熱血な時代でしたが、最近の若い子は仕事に対しての熱意が薄い…。
「それでも自分は若い子への理解がある」と自信をもっていましたが、なんと部下から「老害」と呼ばれていることを知ってしまったのです。
1話の見どころは、「Z世代とのギャップに注意」です。
現代を生きる若者の考え方に戸惑うこと間違いなし!
2話:私が間違っているの?
新入社員に将来の夢をきけば、「夢ハラ」と言われてしまったり、歓迎会に誘うと「残業代はでますか?」と聞かれてしまったり…。
さらには「電話が苦手だから…」という理由で、仕事に穴をあけようとしたり、春菜が新人のときとは考えが全く違います。
それでも、どうにかZ世代の新人たちとの関係を築いていこうと奮闘しますが、なんだか距離感がつかめません。
そして、新人“東堂”がミスをしたことをキッカケに、春菜はブチ切れてしまったのです。
2話の見どころは、「春菜の奮闘と怒り」です。
Z世代の新人の働き方と発言に、ついに春菜の怒りは頂点に!
3話:一難去ってまた一難
春菜に怒られてしまった東堂を待っていたのは、第二営業部の課長。不敵な笑みを浮かべながら、東堂になにかを伝えていたのです…。
そんなことが起きているとは知らない春菜は、新人“玲央”たちとともに印刷工場を訪れます。そこは、昭和気質の工場長が取り仕切っており、なんでもアナログ式。
玲央は、「タイムパフォーマンスが悪い」と文句を言ってしまいますが、工場ともめごとを起こしたくない春菜はなんとかなだめます。
しかし、工場がまさかの火事。インクの調合を記録していたノートがすべて燃えてしまったのです。
3話の見どころは、「春菜への疑い」です。
第二営業部の課長はなにかを企んでいる様子。東堂を巻き込んでの事件が起きそうです。
【結末予想】『老害ガール』の最終回はどんな展開を迎える?
最終回は、「新人たちと仲を深め、年齢をこえた関係になる」と予想!
春菜は、新人たちとの関係に悩んでいて、新人たちも先輩方の古い考えに頭を悩ませていますよね。
お互いがお互いの考えに戸惑っている最中だと思いますが、最後はお互いの考えを理解でき、良い関係を築いていくと思います。
でもその前に!第二営業部の課長がなにかを企んでいる…。春菜のことがあまり好きではない新人の東堂を利用して、なにか仕掛けてきそうな気がします。
これで東堂と春菜の仲に亀裂が入らないといいですが、もう一波乱起きそうですよね。
【まとめ】作品を読んだ感想・レビュー
Z世代とのギャップがすごい!
ひと昔前は、「残業は必須!・先輩のいうことは絶対!仕事終わりは飲みにケーション」が当たり前だったけど、今の若い子たちは全て却下!
これは、ジェネレーションギャップを感じて、戸惑ってしまいますよね。
いくら春菜が、「私はまだ42歳だから、新人の気持ちがわかる」といっても無理な話です。
新人たちは、ためらいなく「飲み会は行きません・残業代でないなら飲みません・電話とりません」と言ってしまう勇気が、なんだから羨ましくなってしまいます。
春菜を陥れる影
新人のいうこともわかるけど、現場の職人たちとの付き合いもある。中間管理職の悩みに共感しまくりです。
ただでさえ新人たちとの関係に頭を抱えているのに、第二営業部の課長はなにかを企んでいる。新人の東堂をつかって、春菜を陥れそうな雰囲気がしています。
これから一体なにが起きてしまうのでしょうか。