今回紹介する『つまらない女ですので、愛さなくても結構です。』は、ふゆきここの先生原作・quiet先生漫画の話題作!
自分の気持ちを表現するのが苦手な伯爵令嬢・リスタロッテが公爵令息・ハイエンスと出会い愛を紡いでいく物語です。結婚式当日、リスタロッテはハイエンスとの出会いを振り返っていて…。
幼い頃から今に至るまでの純愛物語に心が洗われます!
漫画【つまらない女ですので、愛さなくても結構です。】のあらすじ
作者 | ふゆきここの / quiet |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | 一迅社 |
レーベル | comic LAKE |
結婚式当日
次期公爵となるハイエンスと、晴れて結婚式を迎えたリスタロッテ。忙しく動き回る使用人たちを眺めながら、リスタロッテは自分の役目は終わったと考えていました。
暇そうなリスタロッテを見かねたハイエンスはからかいますが、相変わらず不愛想な返答。晴れの日でもいつも通りのリスタロッテに失笑すると、ハイエンスはまるで彼女の心を見透かすような言葉をかけます。
完璧に準備された結婚式までの日々を振り返りながら、リスタロッテはこの空白の時間帯にこれまでの事を思い出そうと考えていました。
ハイエンスとの出会い
今から10年ほど前、ハイエンスの誕生日パーティーに呼ばれたリスタロッテ。仕方なくパーティーに参加したものの、周囲に馴染めないリスタロッテは一人庭園へと向かいます。
しばらく佇んでいたリスタロッテの前に現れたのは、端正な顔立ちで煌びやかな衣装を身にまとった少年・ハイエンスでした。
ハイエンスの提案
公爵家の嫡男として将来を期待されているハイエンスは、今日のパーティーで婚約者候補を決めるよう命じられ戸惑っている様子。いつもならスルーするリスタロッテですが、今日ばかりは思い詰めた様子のハイエンスが気になり慰めようと考えます。
そしてリスタロッテは、他の令嬢とは違い “結婚”という行為は事務作業の一種と考えている事など、独特の考えを語り始めました。
すっかりリスタロッテを気に入ったハイエンスは“君がいいな”と発言。差し出された手を取ったリスタロッテは、愛さなくて結構だと呟いて…。
【つまらない女ですので、愛さなくても結構です。】ネタバレありの感想と見どころ!
第1話の感想:一番の理解者
無表情の令嬢が優しい公爵と出会い、静かに愛を紡いでいく展開に引き込まれました!
主人公のリスタロッテは、感情が乏しく何を考えているか分かりにくい女の子。夫となるハイエンスは表情が豊かで魅力的ですし、二人は正反対のように感じます。
やる事がなくなったからと暇を持て余していた妻を叱る事もなく、その本音を見抜くような言葉をかけるあたり、ハイエンスはリスタロッテの一番の理解者なのでしょうね。
第2話以降は二人の出会いからこれまでを振り返る回想シーンとなりますが、二人がどうやって愛を育んできたのか気になります!
花嫁が退屈そうにしていても咎める事なく、まるでからかうような言葉をかけるハイエンスに深い愛情を感じ胸キュンでした!
第2話の感想:利害関係の一致
第2話では二人の出会いが描かれており、幼い頃から変わらないリスタロッテに失笑。
表情が乏しいせいで周囲からも疎まれていたようですが、幼くして大きな悩みを抱えたハイエンスにとっては心地よい相手だったのだと思います。
ハイエンスにアプローチするわけでもなく、独特の考えを披露するリスタロッテの姿に笑ってしまいましたが、夢見る令嬢ばかり見てきたハイエンスには衝撃だったのでは…。
結婚=事務作業と考えるリスタロッテとなら、公私ともに良きパートナーになれると思ったのでしょうね!
リスタロッテは“愛さなくていい”と呟いていましたが、ハイエンスなら大きな愛で包み込んでくれると感じました!
子供とは思えない現実的な結婚感に笑ってしまいましたが、幼い二人が出会い心を通わせていく姿にほっこりしました♪
第3話の感想:ハイエンスの望み
婚約を決めてから数年経ち、同じ学園に通い始めたリスタロッテとハイエンス。
幼い頃から聡明さは伝わっていましたが、開校以来の天才と囁かれるほど優秀なリスタロッテに驚かされました!
相変わらず無表情なリスタロッテが淡々と同じ日々を過ごす中、そんな彼女に不満をぶつけるわけでもなく、ただ寄り添うハイエンスが素敵です。
つまらない自分と婚約しなければ、ハイエンスにはもっと幸せな未来があったのでは…と考えてしまうリスタロッテの気持ちも分かりますが、彼にとってはこの何気ない時間が幸せなのでしょう。
優秀なリスタロッテが高等教育科に進まないと聞き、必死に説得するハイエンスの姿に愛を感じました!
これまでリスタロッテを優しく見守り続けてきたハイエンスが、優秀な彼女が進学しないと聞き初めて意見する展開に胸が熱くなりました!
考察【つまらない女ですので、愛さなくても結構です。】最終回結末について
最終的に、リスタロッテとハイエンスは終え幸せに暮らしていくと予想しています!
幼い頃に出会い、少しずつ心を通わせてきたリスタロッテたち。
感情が乏しくマイペースなリスタロッテに合わせるのは容易ではなかったと思いますが、ただ温かく見守るハイエンスの眼差しは愛に溢れているように見えます。
優しく穏やかなハイエンスと過ごす事で、無表情だったリスタロッテが人間らしくなっていくのではないでしょうか。
第1話でのリスタロッテは相変わらず無表情でしたが、夫婦になり同じ時間を過ごすようになれば、少しずつ笑顔を見せてくれるかもしれませんね!
まとめ
『つまらない女ですので、愛さなくても結構です。』について紹介しました。
表情が乏しく“つまらない女”だと自負していた伯爵令嬢リスタロッテ。しかし公爵令息のハイエンスと出会い、静かに愛を紡ぎ始めます。