今回紹介する『悪の令嬢と十二の瞳 ~最強従者たちと伝説の悪女、人生二度目の華麗なる無双録~』は、駄犬先生原作の人気小説がコミカライズ化!
根っからの悪役令嬢・セリーナが二度目の人生でも反省する事なく、有能な味方を得て宿敵たちへ復讐を企てていく物語です。
蘇ったセリーナは孤児院から6人の問題児を引き取ると、最強の暗殺者に育てようと計画!
果たしてセリーナの計画は上手くいくのでしょうか?
漫画【悪の令嬢と十二の瞳 ~最強従者たちと伝説の悪女、人生二度目の華麗なる無双録~】のあらすじ
作者 | 佐和井ムギ / 駄犬 / saino |
ジャンル | 少年漫画 |
出版社 | オーバーラップ |
レーベル | コミッククリエ |
一度目の死
王太子のエドワードと婚約していたセリーナは、聖女・エレノアへの仕打ちを咎められ断罪されてしまいます。
公爵令嬢であるセリーナなら誰もが味方になってくれると考えていましたが、何故か友人たちからも見放され投獄される羽目に。
毒酒を飲まされ命を奪われたセリーナは、この結果を招いたのは有能な味方がいなかったせいだと考えていました。
二度目の人生の始まり
一度は死んでしまったものの、何故か死に戻り赤子からやり直す事になったセリーナ。
今度こそエレノアを亡き者にしようと企んだセリーナは、聖女のような振舞いで周囲を味方に付けていきます。
さらに宿敵に勝つため習い事に励むうち、セリーナには魔法の才能があると発覚。
将来的には国のトップ7の魔法使いに贈られる“七曜”になる事も夢ではないと言われたセリーナは、何故か自分が魔法に詳しい事に疑問を抱き始めていました。
暗殺者育成計画
それから数年経ち、10歳になったセリーナは自分の従者が欲しいと懇願。
忠実な下僕を一から育てようと考えたセリーナは、どんな残忍な命令でもこなせるようなひねくれ者を求めていました。
孤児院へ向かうと、にこやかに出迎えた院長に問題児を連れて来るよう要求。
困惑しながら戻った院長が連れて来たのは、個性的な6人の問題児でした。
彼らを屋敷に連れ帰ったセリーナは、今度こそエレノアを倒すべく彼らを立派な暗殺者に育てようと計画。
影働きの経験がある執事のアドバイスに沿い、過酷な訓練を受けさせ最高の暗殺者を養成し始めて…。
【悪の令嬢と十二の瞳】ネタバレありの感想と見どころ
ここでは、【悪の令嬢と十二の瞳】の感想と見どころをご紹介します。※以下、ネタバレありとなっていますので、未読の方はご注意ください。
1話の感想:セリーナの企み
根っからの悪役令嬢・セリーナが死に戻り、宿敵への復讐を企む展開に引き込まれました!
この手のお話では主人公が濡れ衣を着せられる展開が多いですが、セリーナの場合は本当に悪行の限りを尽くしており爆笑!
エレノアを妬み本気で殺そうと企んでおり、これでは断罪されても仕方ないと感じました。
しかし蘇ってからも反省するどころか、立派な暗殺者を育て上げ復讐を企むところが本物の悪役令嬢ですね!
孤児院でも持て余していた6人の問題児に目を付けたセリーナは連れ帰りますが、宣言通り立派な暗殺者を育てる事はできるのでしょうか。
▶ 1話の見どころは、セリーナのぶっ飛んだ計画!
一度目の人生を反省し真っ当に生きるのではなく、エレノアにやり返そうと企むセリーナにクスっと笑える展開となっています♪
2話の感想:過酷な訓練
影働きの経験がある執事の意見を参考に、完璧な暗殺者育成計画を始めたセリーナ。
厳し過ぎる訓練はツッコミどころ満載ですが、6人を虐め抜くセリーナが生き生きしていて面白いです!
さらに残忍な暗殺者を育成するどころか、過酷な訓練に挑む6人の団結力が高まる展開に失笑…。
孤独を耐えてきた6人にとって、初めてできた仲間との生活は心地よいのでしょうね。
焦ったセリーナは彼らに犬を飼育させ、家族同然に信頼関係を築いたところで処分させようと計画。
大切な犬の処分が暗殺者教育の仕上げになるそうですが、何故か犬に懐かれるセリーナに笑ってしまいました!
▶ 2話の見どころは、ツッコミどころ満載の訓練!
厳し過ぎる訓練で6人の絆が深まり、殺すはずの犬に懐かれてしまうなど、やる事全てが裏目に出るセリーナが面白くて笑ってしまいました!
3話の感想:一年後の変化
6人の孤児が屋敷に来て一年が経過し、孤児院の院長が視察に来る事に。
院長への受け答えを“はい”と“いいえ”に限定する事で生まれ変わったと錯覚させるあたり、セリーナの聡明さが伺えますね。
暗殺者育成は少しずれていると感じますが、6人がこの一年で別人のように変わっており驚かされました!
屋敷で生活し始めて一年が経過し、子供たちの心境にも変化が。
あれだけの訓練を受けながらも、皆が孤児院よりもマシだと感じている事に驚きです。
しかし、皆がここでの生活も悪くない…と思い始めた頃に地獄に突き落とすあたり流石セリーナ!
最も強い者を決めるためバトルロワイヤルを開始したセリーナですが、最後に残るのは誰なのでしょうか。
▶ 3話の見どころは、6人の心境の変化。
それぞれの能力を見抜き開花させ“孤児院よりも快適”だと思わせるセリーナの手腕に感心させられる展開となっています!
【悪の令嬢と十二の瞳】最終回結末を徹底予想!
【悪の令嬢と十二の瞳】は、いったいどんな結末を迎えるのでしょうか。ここでは、これまでのストーリーからラストの展開を予想してみます。現時点で私が考える結末は以下の通り。
- セリーナと6人の絆が深まる
- セリーナがより幸せな人生を送る
セリーナと6人の絆が深まる
前世で死に追いやった者たちへの復讐のため6人の問題児の育成を始めたセリーナですが、共に暮らすうちに深い絆で結ばれていくと予想しています。
6人それぞれの才能を開花させた後、個人に合った職に就かせるのではないでしょうか。
閉鎖的な孤児院から連れ出し人間らしい生活をさせてくれたセリーナを、6人も尊敬し始めるかもしれませんね。
セリーナがより幸せな人生を送る
エレノアへの復讐を企んでいたセリーナですが、最終的に復讐する事なく生涯を終えると思います。
今のセリーナの行いは国に認められ、魔法の才能も開花し聖女として名を馳せる可能性も。
もしかするとエレノアへの疑いは全て誤解で、仲良くなる展開もあるかもしれませんね!
やがて復讐への興味を失くしたセリーナは、前世以上に幸せな人生を送るのではないでしょうか。
まとめ
『悪の令嬢と十二の瞳 ~最強従者たちと伝説の悪女、人生二度目の華麗なる無双録~』について紹介しました。
聖女への悪行の限りを咎められ、死罪となり人生を終えたセリーナ。
前世で失敗したのは有能な味方がいなかったからだと考えたセリーナは、6人の孤児を連れ帰り完璧な暗殺者を育成し、宿敵を殺害させようと企みます。