漫画『冬王の花嫁』は、虐げられている令嬢が王に嫁いでいく時代物ファンタジーラブストーリーです。
王の嫁として嫁ぐことが決まっている名家に生まれたにも関わらず、家族は他界。引き取られた家では虐げられた生活を送りますが、ある日冬の王が迎えてくることに…。
漫画『冬王の花嫁』の魅力について
作者 | 冴葉 / 星乃みなみ |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | BookLive Link |
掲載誌 | デジタル職人 |
『冬王の花嫁』は、原作“冴葉先生”と漫画家“星乃みなみ先生”の連載作品です。星乃みなみ先生の作画が大好きな私は、今作品に出会えて最高!虐げられる令嬢に心痛める部分もありますが、星乃先生の作画によって救われます。
主人公の令嬢は、格式ある家に生まれたものの、火事によって家族は他界。引き取られた家では、虐げられた生活を送っています。ある日、花嫁として主人公を迎えにきた冬の王ですが、それを許さないのが、主人公を見下している義姉です。
醜すぎる義姉一家と、それに対する冬の王をぜひごらんください!主人公を救ってくれる冬の王が、とにかく魅力的です。
【冬王の花嫁】ネタバレあらすじと各話見どころ!
ここからは、【冬王の花嫁】のあらすじをご紹介します。※以下のネタバレ要素を含みますので、未読の方はご注意ください。
- 和歌
烏丸家の長女。四季の王に嫁ぐ権利をもつ名家の令嬢だが、幼少期に両親と弟は火事で他界。それからは御崎家で生活することになるが、虐げられている。
- 千草
御崎家の令嬢であり、和歌の義姉。和歌と同じく、四季の王に嫁ぐための権利をもっている。和歌と烏丸家のことを侮辱し、見下している。四季の王の嫁に選ばれるのは自分と考えており、烏丸家の和歌のことをバカにしている。
- 冬の王(柊)
四季の王のうちのひとり。冷たい一面をもっているが、和歌のことを大切にしている。和歌が小さいころに一度会っているが、和歌は覚えていない。
第1話:虐げられた令嬢
“和歌”の住む世界には、四季それぞれに王がいます。この王の存在のおかげで、人々は安泰に生活していけるとのこと。百年に一度、この王に娘を嫁がせるという習わしがあり、今回選ばれる予定の“千草”は、和歌の義理の姉でした。
和歌は、小さいころに両親を亡くし、今の家に引き取られることになりましたが、家族からは虐げられる存在。そんなある日、王に嫁ぐはずの千草に縁談が舞い込みます。義父たちは、王との縁談なんてそっちのけで大喜び!
王との縁談は、和歌に丸投げすることを決めてしまったのです。
虐げられる和歌の生活が悲惨すぎます!
冬の王が訪ねてくるようですが、和歌はどうなっちゃうのでしょうか!
第2話:千草にだまされる
花嫁を探してきた冬王は、あまりの美しさに見惚れてしまうほど。お金持ちとの縁談が決まりかけていた千草ですが、冬王との縁談に乗り気になってしまいます。
「冬至の日に迎えにくる」と冬王が告げたため、その日は和歌をだまし蔵に閉じ込めてしまいます。さらに和歌には災難が訪れます。
千草の縁談相手が、勝手に蔵に忍び込み、和歌を襲おうとする始末。千草は、和歌を傷物にし、冬王との縁談を手にするという計画を企てていたのです。
千草の悪行っぷりが最悪すぎるので、ぜひ見てほしい!
冬王の美貌だけに惹かれるなんて、考えが浅はかすぎます。
第3話:花嫁とその記憶
千草の縁談相手に襲われそうになったところを助けてくれたのは、もちろん冬の王。千草に目もくれず、自分の花嫁として和歌を迎えることを表明します。
さらに、和歌の両親を殺したのは、千草の父ということを伝えると、周囲は茫然。千草ですら、父の悪行に驚かざるをえませんでした。
そして和歌は、この世界に未練はなく、冬の王とともに王の世界へ嫁ぐ決心を固めます。納得のいかない千草を横目に、王とともに消えてしまうのでした。
冬の王の美しさと、和歌の過去の記憶に注目です!
昔、冬の王に会ったことを忘れている和歌ですが、冬の王はしっかり覚えてるんですよね~。
第4話:王たちの世界
冬の王の名前は、“柊”。美しく冷たい一面もありますが、和歌のことを大切にしてくれます。しかし、柊の口からは、「花嫁は生贄だ」という残酷な言葉を投げかけます。
この世界での生活は快適ですが、花嫁の役割が全くわからない和歌。柊にきいても、ハッキリしたことは伝えられません。
ある日、和歌が庭を散歩していると“木蓮”という春の王が現れます。そして、「亡くなった人に会える方法がある」と和歌を誘惑しはじめるのです。
木蓮の危うさと和歌の揺れる心に注目です!
美しく優しいようにみえて、なにを考えているのかわからない木蓮にハラハラしちゃいます。
これまでのストーリーから最終回・結末を徹底予想!
千草たちは成敗される
和歌の家族を殺しただけでなく、使用人のような生活をしいてきた千草一家をぜひ成敗してほしい!
長い間、孤独な生活をしてきても、心折ることなく頑張ってきた和歌の努力を認めてほしいですよね。きっと、柊が和歌のために、この家族にはしっかり制裁を加えてくれると信じています!
和歌は柊と幸せな生活を送る
柊の「花嫁を生贄だ」という言葉の真意はわかりませんが、小さいころの和歌との記憶や、愛おしそうに見つめる瞳を信じたい。
きっと柊なりに和歌のことを大切にしているはずだけども、和歌はまだこの世界にきたばかりなので、これから柊とぶつかったりするはず。なので、柊には和歌に寄り添って、これまでの苦労が報われるほどの愛をそそいでほしいです。
最後に【冬王の花嫁】を読んだ感想
千草たちが憎すぎる!
和歌の家と千草の家は、どちらも格式ある名家なはずなのに、千草たちは和歌を追い込み虐げる生活。この生活は、まるで使用人のような生活で、見ていられないほど残酷です。
千草は、まるで奴隷のように和歌のことを扱っていますが、それを注意しない義母と義父にも嫌気がさします。
しかも和歌の家族を殺したのは義父。最悪すぎて吐き気しそうなレベルですよね。こんな家族には、きっと柊が制裁を加えると思うので、それを楽しみに読み進めたいと思います!
和歌と柊の結婚生活が気になる
まだまだ二人の結婚生活ははじまったばかりですが、まだぎこちない…。お互いに遠慮し合っているように見えるので、早く二人のラブラブな生活をみたいですよね。
それまでには、きっとお互いの気持ちをいいあい、寄り添い、初夜という最大の難関もクリアしてくれると思います。柊が、もっと本音を伝えることで、和歌の固まった心を溶かしてくれるのでは…と期待しちゃいます。