【不自由すぎる僕らの恋は】ネタバレありの感想!車イス生活者×介助者の恋物語

今回紹介する『不自由すぎる僕らの恋は』は、人気漫画「目が覚めたら30歳、新妻でした~10年分の記憶が無い!~」の晴瀬リン先生の作品です!

車イス生活となった音弥とその幼なじみ・春香の不自由な恋愛を描いたお話です。音弥が車イスになった原因を作ってしまった春香は、ずっと責任を感じていて…。

小桃
両想いなのに立場が変わってしまった二人の恋の行方が気になります!

 

【不自由すぎる僕らの恋は】はどんな物語?あらすじをネタバレ解説!

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作者晴瀬リン
ジャンル女性漫画
出版社ぶんか社
掲載誌よもんがクロメ

自慢の幼なじみ

高校生の伊藤春香は、どこにでもいるような普通の女子高生。もし一つだけ誇れるものがあるとしたら、若い女性の間で大人気のタレント・神崎音弥と幼なじみという事でした。

幼い頃から共に過ごしていた春香にとって、画面の中で見る音弥は別人のよう。しかし自分だけに見せる無邪気な音弥の姿に、春香はいつしか恋心を抱いていました。

初体験

ある日の放課後、音弥の家で過ごしていた春香はそのまま一線を越えてしまいます。いつかは手の届かない人になってしまう音弥に気持ちを伝える事はできなくても、今だけは独占したいと考えていた春香。

男性経験のない春香にとっては初めてでしたが、相手が音弥なら後悔はありません。しかし、音弥が仕事のために学校を辞め上京すると知った春香は、後悔しないためにも気持ちを伝えようと考えます。

変わってしまった未来

数日後、人目につかないように音弥を工事現場の近くに呼び出した春香。勇気を出して“好き”と伝えようとしたその時、鉄骨転落事故が起こり春香を庇った音弥が負傷してしまいます。

この事故以来音弥の脚は麻痺し芸能界を余儀なくされ、小説家として活動するように。

それから8年後、事故の責任を感じた春香は高校卒業と同時に同居を申し入れ、小さな出版社で絵本に携わる仕事をしながら音弥の介助者として生きる道を選んで…。

 

【不自由すぎる僕らの恋は】読んだ感想をネタバレありでご紹介!

両片思いがもどかしい

相思相愛だった幼なじみが“車イス生活者と介助者”という関係性に代わるという、辛すぎる展開に心が痛みました…。

ごく普通の女子高生・春香にとって、幼なじみの音弥は雲の上の人。それでも春香の前の彼はごく普通の17歳ですし、誰も知らない音弥の姿を独り占めしているという優越感が最高ですね♪

二人が突然一線を越えてしまい驚きましたが、おそらく音弥にとっても初体験だったのでしょう。絶対に両想いなのに、長く居過ぎたせいで気持ちを伝えられない二人をもどかしく感じました!

不幸な事故

音弥の上京が決まり春香が想いを伝えようと決意した途端、不幸な事故が発生。春香が責任を感じてしまう気持ちは分かりますが、あくまでも運が悪かっただけで誰のせいでもありませんよね。

自分が“好き”と言おうとしたせいで事故が起こってしまったと、後悔に苛まれる春香の姿に胸が痛くなりました。

事故が原因で右足に麻痺が残った音弥は芸能界を引退する羽目になり、春香は出版社で働きながら彼の介助者として罪を償う事に。まるで共依存のような関係になってしまった二人の姿に胸が詰まりました…。

力不足

春香が罪の意識に苛まれる中、車イス生活になったせいで想いを押し殺そうとする音弥も切なすぎます。小説家として春香と共にパーティーに参加した音弥は、彼女が同伴のために仕事をキャンセルしたと知り落胆。

さらに春香の同僚・吉野に嫉妬しながらも、歩けないせいで何もできない音弥の姿にもどかしくなりました…。

想いを抑えられなくなった音弥は春香を押し倒してキをしてしまいますが、誰かの手を借りないと車イスにも乗れないなんて辛すぎますね。

このキスが原因で春香の想いが再燃したのに、残酷なすれ違いにいたたまれなくなりました…。

一緒にいたい

音弥から同居を解消したいと言われ、益々落ち込んでしまった春香。罪を償う気持ちから介助者となったのに、全ては自分のエゴだったと悔やむ春香の姿に胸が痛みます。

“自由になって欲しい”と考えるのは相手を想っているからだと感じますが、認識の違いにより二人がすれ違ってしまう展開をもどかしく感じました!

これまでは気丈に振舞っていた春香が、飲み会帰りに道に迷ってしまった事をきっかけに音弥に助けを求める姿に感動。

春香にとっての幸せは音弥と一緒にいる事ですし、難しい事は考えずに彼の胸に飛び込んで欲しいと思ってしまいます!!

 

【不自由すぎる僕らの恋は】の見どころ・魅力をご紹介!

幼なじみから介助者へ

元々はごく普通の両片思いカップルだったのに、事故をきっかけに変わってしまった二人の関係に胸が痛みました。あの事故さえなければ音弥は芸能人として活躍し、春香はそんな彼を陰ながら支えていたかもしれません。

小桃
不幸な事故のせいで後悔に苛まれながら生きる二人の姿に涙なしでは読めない展開となっています!

お互いを想うあまり

春香は音弥に自由に行動して欲しいから側で支えたい。そして音弥は春香に自由に生きて欲しいから離れたい。

想い合っているからこそ正反対の答えを出してしまう二人にもどかしくなりました!

このまま二人が離れ離れになってしまう展開だけは避けたいですし、素直な気持ちを打ち明けて欲しいと思ってしまいます!

音弥の可能性

事故のせいで右足に麻痺が残り、歩けなくなってしまった音弥。しかし吉野が話していた通り、義足を作ればまた歩ける日が来るかもしれません。

音弥は春香を守りたいとはずなのに、義足にしないのには何か理由があるのでしょうか。

今後どんな選択をするのかは分かりませんが、音弥が義足を作ればまた自由に行動できる未来もあり得るかもしれませんね!