漫画『“産めハラ”しといて自分は不倫!? 最低モラハラ夫からの脱出』は、流産を機に夫の”産めハラ“が加速し疲弊した真奈美が、夫との決別を試みるお話です。
妻には子供を産めと迫っておきながら、陰で不倫を楽しんでいた夫。未だかつてないクズ夫の登場に驚いてしまいましたが、盛大なザマァを期待したいと思います！
漫画【“産めハラ”しといて自分は不倫!? 最低モラハラ夫からの脱出】について
| 作者 | ネギマヨ |
| ジャンル | 女性漫画 |
| 出版社 | KADOKAWA |
| 掲載誌 | コミックエッセイ |
漫画『“産めハラ”しといて自分は不倫!? 最低モラハラ夫からの脱出』は、インスタで3万人近いフォロワーを誇るネギマヨ先生が描く衝撃作！
そんな本作の内容は…
気弱な自分を奮い立たせ、懸命に立ち向かおうとする真奈美を応援したくなりますね。離婚を視野に入れた真奈美を夫だけでなく両親や不倫相手が阻みますが、新たな一歩を踏み出す事ができるのでしょうか。
【“産めハラ”しといて自分は不倫!? 最低モラハラ夫からの脱出】はどんな物語？
地獄のような結婚生活
このお話の主人公は、中小企業の総務課で係長職に就いている真奈美。仕事の幅も広がり充実した日々を送る真奈美には、誰にも言えない悩みがありました。
それは、結婚5年目になる夫・智樹の事。出世願望が強くプライドの高い智樹は他責思考で、出世できないのは子供がいないからだと決めつけています。
さらに智樹は、事ある毎に流産経験のある真奈美を責め立てるように。もう一度妊娠しろと迫られながらも、彼との未来を描けない真奈美は人知れずピルを飲み避妊に徹していました。
苦い記憶
一人目の子を妊娠した当時、妊娠性湿疹に苦しむ真奈美に薬を止めさせ“甘えるな”と言い放った智樹。さらには湿疹が酷くなる真奈美を罵倒し、子供に何かあったらいけないと友人と会う事すら許してくれません。
子供が産まれれば智樹も変わってくれると考えていた真奈美ですが、変わるどころかモラハラが酷くなる始末。心を殺しながら智樹との生活を続けているものの、真奈美にはどうしても忘れられない過去がありました。
離婚したいのに
ある寒い日の夜、家の鍵を忘れたという智樹に駅で待つよう命じられた真奈美。仕方なく何時間も待ち続けたものの、鍵を見つけた智樹は連絡もなく先に帰宅していました。
さらに寒い中待っていたせいで風邪を拗らせた真奈美は、高熱の末に流産。子供がいなくなった責任を押し付けられ、真奈美は智樹との離婚を考え始めます。
しかし両親に話したところ、離婚などとんでもないと一喝されてしまった真奈美。仕方なく生活を続けながらも、智樹への愛情は消えもう一度妊娠したいとは思えなくなっていました。
そんなある日、真奈美の部署に物腰柔らかく気さくな課長・小宮が赴任して…。
【“産めハラ”しといて自分は不倫!? 最低モラハラ夫からの脱出】を読んだ感想（ネタバレ注意）
史上最悪のモラハラ夫
真奈美は総務部の課長職に就いており、部下からも慕われている自立した女性。対照的に夫の智樹は他責思考で出世できない事も“子供がいないから”だと考えていましたが、単に人望がなく無能だからだと感じます。
流産時の発言も許せませんし、真奈美が徹底的に避妊に徹する気持ちも理解できました！こんな男と死ぬまで一緒なんてとんでもないですし、両親の意見など聞かずさっさと離婚すればいいのに…。
それでも気が弱く両親に逆らえない真奈美が、渋々今の生活を続ける姿にモヤモヤしてしまいました！
未来の自分
地獄のような生活に疲弊する真奈美の部署に赴任した課長・小宮は、智樹とは正反対の人物。仕事に対する姿勢も完璧ですし、妊娠中の妻を気遣う姿も素敵だと感じます。
対照的に愚痴ばかりの智樹にイライラしてしまいましたが、会った事もない小宮を見下し真奈美との仲を疑うなんて何様のつもりでしょうか。さらには小宮を庇おうとする真奈美に怒り、歓迎会も欠席させようとする智樹にドン引き。
心を病んだ真奈美は実家に帰り離婚について相談しますが、またも止める両親にも腹が立ちます。母は亭主関白な父の言いなりですし、まるで真奈美と智樹の未来を見ているかのよう。
改めて智樹との未来を描けなくなった真奈美は離婚しようと考えますが、素直に応じてくれるのでしょうか。
智樹の裏切り
妻を見下しモラハラ三昧だった智樹が、派遣社員の宮下と不倫している事が発覚し絶句。智樹としてはあくまでも遊びですが、40代の宮下は本気のように見えます。
今となっては、智樹が真奈美と小宮の不倫を疑っていたのは、自分がやましい事をしているからだったのでしょうね。智樹の不倫に気付いた真奈美が詰めよる中、こんな時でも自分の責任を棚に上げ支配しようとする姿に唖然…。
度重なる智樹のモラハラに耐えかねた真奈美は宮下と会い離婚しようと考えますが、誰の助けもない状態で対応できるのか気になります！
これまでのストーリーから最終回・結末を考察！
最終的に、真奈美は智樹と別れ新しい人生を歩み出すと思います。
暴言・暴力で妻を支配し、産めハラ三昧のクズ夫・智樹。こんな男と一緒にいても幸せになれるはずがありませんし、たとえ両親から反対されても別れるべきだと感じます。
智樹によく似た父が味方になってくれるとは思えませんが、同じような生活を何十年も続けている母なら味方になってくれるかもしれませんね！
また、誠実な小宮に事情を打ち明ければ協力してくれると思いますし、真奈美には何としても幸せになって欲しいです！
最後に【“産めハラ”しといて自分は不倫!? 最低モラハラ夫からの脱出】の見どころ３選！
最後に、この作品の見どころ・魅力を３つ厳選してご紹介します。
- クズ過ぎる夫
- 真奈美の成長
- 癖のある不倫相手
クズ過ぎる夫
ありとあらゆるクズ男要素を詰め込んだかのような智樹にイライラが止まりません。モラハラとDVだけでも最悪なのに、不倫もしていたなんて救いようがありませんね！自意識過剰で都合の悪い事は人のせいにし続けてきた智樹がどんな末路を辿るのかが最大の見どころとなっています♪
真奈美の成長
智樹からのモラハラに疲弊し、逆らう事を諦めてしまった真奈美。そんな真奈美が、両親を反面教師に離婚に踏み出していく姿を応援したくなります！今は味方もおらず孤軍奮闘している真奈美ですが、どう応戦していくのかも楽しみです！
癖のある不倫相手
智樹の不倫相手・宮下は結婚適齢期を少し過ぎた40代。本人は子供を熱望しているようですし、智樹に縋る姿が痛々しくて失笑してしまいました。とはいえ宮下が暴走すればするほど智樹と離婚しやすくなると思うので、どんな爆弾を投下してくれるのか期待したいと思います！