かりそめの契り~後家の花嫁は愛される~【ネタバレあり感想】不幸続きの令嬢は溺愛される

漫画『かりそめの契り~後家の花嫁は愛される~』は、家族からも見捨てられ、前夫には先立たれた主人公が、雇い主と仮初の婚約をはたす物語です。

不幸続きの元令嬢の悲惨すぎる環境と結婚が切ない今作品。新しい働き先で提案されたのは、冷酷な雇い主からの求婚でした。

恵まれない令嬢が、本当の幸せを手に入れるまでのストーリーをぜひお楽しみください♪

 

漫画【かりそめの契り~後家の花嫁は愛される~】基本情報

作者笹木ささ あいざわあつこ
ジャンル青年漫画
出版社快感倶楽部
掲載誌めちゃコミック×ナニイロ

『かりそめの契り~後家の花嫁は愛される~』は、漫画原作“あいざわあつこ先生”と漫画家“笹木ささ先生”の連載作品です。笹木ささ先生の描く美しい絵が、不幸続きの主人公のシンデレラストーリーをさらに魅力的に仕上げてくれています。

家族からは見捨てられ、前夫は結婚半年で他界し、さらには新しい雇い主からは仮初の婚約をしいられてしまう可哀想な主人公。仮初の婚約から本物の愛を手に入れるまでの、ラブストーリーをぜひお楽しみください。

 

『かりそめの契り~後家の花嫁は愛される~』のあらすじを分かりやすく解説!

夫に恵まれない女

絢子”の夫は、50歳も年の離れた男でした。この男は、爵位を持たないものの商売で財をなし、多額の支度金と引きかえに、絢子と結婚することできたのです。

金に困っていた絢子の実家は、手離しで大喜びし、絢子にむかって「やっと役に立つ」と言い放ちます。

しかし、男のもとへ嫁いだ絢子ですが、毎日夫の死を望み…。婚姻から半年たらずで、夫は亡くなってしまうのです。

未亡人になった絢子

夫を亡くした絢子は、わずか16歳という若さで未亡人となります。

しかし、夫亡きあと、銀行から告げられたものは、「絢子名義で約3億円の借金がある」というもの。夫は、絢子に内緒で借金を繰り替えしていたのです。

未亡人となった絢子は、実家へ帰ることを決めますが、借金持ちの絢子を受け入れるはずがありません。母親からも見放され、路頭に迷うことになります。

道端で助けてくれたのは、女学校時代の友人でした。その友人は、絢子の事情をきくと、「いい働き口がある」といい。“高杉雄一郎”の邸宅で使用人として働くことになったのです。

 

第1話~第5話までのネタバレ感想

可哀想な未亡人

絢子は、50も年の離れた老人に嫁ぐはめになり…本当に可哀想すぎます。両親は、娘より金のことが大好きなので、多額の支度金と引き換えに娘を売ってしまいます。

小桃
嫁いだあとの夫は、若い絢子をジロジロとした目つきで見てくるので、気持ち悪すぎ…。

絢子が、「夫の死を望みます」と思い込む気持ちも、よ~くわかる…。あんな家で生活なんて、できませんよね💦

結婚半年で、おいぼれた夫が亡くなったことが、唯一の幸せなのかなと、絢子の境遇に同情してしまいます。

使用人として働き始めたけど…

母親にも見捨てられ、帰る家を無くした絢子は、路頭に迷ってしまいます。そんなときに助けてくれた友人“莉津子”は、まるで女神のような存在!

帰る家を無くした絢子に、仕事を紹介してくれて、ようやく生きるための光がさしたように感じます。

絢子は、雄一郎の邸宅で働くことになりますが、元華族の絢子が使用人なんて、バカにされる的になってしまいますよね💦
絢子は、これまで悪さすることなく、真面目に生きてきたのに、どこまでも恵まれることはありません。

同じ使用人たちからは、真正面からバカにされ、嫌がらせをうけ、本当に苦しい状況だと思います。

唯一の特技であり、趣味でもある刺繍だけが、絢子の心の拠り所かと思うと、なんとも切ない気持ちになります。

雄一郎との結婚

雄一郎の邸宅で使用人として働き始めた絢子ですが、使用人たちの嫌がらせにより、汚水をかぶってしまいます。

小次郎
とことん絢子の嫌がることをする、使用人たちが憎すぎる!

生きる希望を見いだせない絢子は、反抗することもなく、ただ現実を受け入れるだけなので、その姿をみると切なさでいっぱいになります。

そんなときに帰宅した雄一郎は、絢子を部屋に呼びつけると、「借金を肩代わりすぐかわりに妻になれとまさかの提案が…。

帰る家を無くした絢子に、断るという選択肢はありませんよね。

前夫といい、雄一郎といい、どこまでも男運のない絢子です。これから先、絢子がハッピーエンドになれるのか、最後まで見届けたいですね。

 

『かりそめの契り~後家の花嫁は愛される~』の見どころをご紹介!

『かりそめの契り~後家の花嫁は愛される~』を読んで、オススメしたいポイントを2つ厳選してご紹介します。

    • 悲惨な環境の絢子
  • 雄一郎と仮初の新婚生活

悲惨な環境の絢子

家族にも恵まれず、最初の結婚でも夫に恵まれず、雄一郎からは仮初の結婚を提案されるなど、どこまでもひどい環境だと思います。

小桃
それでも健気に生きる絢子の姿を、ぜひ見届けてほしい!

雄一郎との出会いが、絢子にとって幸せな結果になればいいなと感じてしまいます。

雄一郎と仮初の新婚生活

雄一郎が、なぜ絢子との仮初の結婚を望んだのかは不明ですが、最初はきっと政略的な意味合いが強いと思います。

でも絢子の美しさや健気さを感じることで、雄一郎の気持ちもきっと変わるはず!雄一郎からの愛をうけて、幸せに笑っている絢子の姿をぜひ見てみたい!

これまでの人生、絢子なりに精一杯生きてきたんだから、次の結婚こそ幸せを手に入れてほしいですよね。

 

これまでのストーリーから最終回・結末を考察!

『かりそめの契り~後家の花嫁は愛される~』の最終回結末は、「絢子と雄一郎は本物の夫婦として寄り添っていく」と思います。

使用人たちからバカにされる絢子を助けてくれたのは、ちょっと冷酷な雄一郎。今はまだ冷たい一面がありますが、タイトル通りに雄一郎から「愛される絢子」をみることができると思います。

絢子は使用人といっても、元は華族。礼儀やたたずまい、健気さや美しさをもっているので、雄一郎もあっという間に絢子の魅力に気づいてくれるでしょう!

 

まとめ

前夫には先立たれ、家族にはみはなされ、働き先の雄一郎からは仮初の婚約をうけ、どこまでも恵まれない絢子。

しかし、一見冷酷そうな雄一郎との出会いから、人生が一変します!

不幸続きの元令嬢が、これからどんな人生を送っていくのか、先の展開をお楽しみください。