天罰さま~殺人再犯者専門殺人鬼~【ネタバレ感想】美人カウンセラーが再犯者に天罰を下す!

今回紹介する『天罰さま~殺人再犯者専門殺人鬼~』は、小説配信アプリ“テラーノベル”にて配信中の人気小説「ウロボロスの慟哭」をコミカライズ化した衝撃作!

犯罪被害者支援センターに勤める白壁が、美人カウンセラー千影の正体を知り戸惑いながらも惹かれていく物語です。

千影の正体は、殺人再犯者だけをターゲットにするシリアルキラー・天罰さま!

小次郎
読み手の倫理観が問われるサイコホラーサスペンスをお楽しみください!

 

漫画【天罰さま~殺人再犯者専門殺人鬼~】あらすじを分かりやすく解説!

作者井之上みこと 玉川ユキ
ジャンル少年漫画
出版社CLLENN
掲載誌GG-COMICS  CLLENN COMICS

世間を賑わす殺人鬼

犯罪被害者支援センターで働く白壁は、被害者に寄り添い多忙な日々を送っています。

それでも残酷な犯罪は後を絶たず、無力な自分に落ち込んでいた白壁。

そんな白壁は同じセンターでカウンセラーとして働く美女・千影に惹かれ始めていました。

現在世間を賑わせているのは、殺人再犯者だけを殺すシリアルキラー・天罰さま。

被害者の中には“天罰さま”のおかげで救われたと語るも多く、白壁は殺人鬼でありながら神のように崇められる“天罰さま”に複雑な気持ちを抱いていました。

千影の正体

ある日、白壁に声をかけてきた千影は“天罰さま”についてどう感じるか質問。

千影の独特な考えを聞いた白壁は、再犯したのだから自業自得だと答えてしまいます。

被害者遺族でもある白壁の気持ちを汲んだ千影は“その感情は普通”だと慰め笑顔を向けるのでした。

それから五時間後、とあるキャンプ場へソロキャンプに出掛けた白壁。

そこで珍しい倒木テントを見つけた白壁は、興味本位で近付きます。

しかしテントの周りには血だまりが出来ており、周囲には眼球を発見。

混乱しながらもテントの持ち主が千影だと知り安堵する白壁でしたが、中には本物の死体でできた人骨ランプが転がっていて…。

 

【天罰さま~殺人再犯者専門殺人鬼~】第8話まで読んだ感想(ネタバレあり)

被害者の希望

犯罪被害者支援センターでカウンセラーとして働く美女・玄迫千影が世間を賑わせている殺人鬼“天罰さま”だったという展開に度肝を抜かれました!

千影が再犯者を殺す理由は今のところ明かされていませんが、被害者に寄り添い悲痛な想いを聞いているからこそ許せないのでしょう。

反省しているのならともかく、出所した途端に再犯するなんて救いようがありません。

小次郎
法で裁けない再犯者に直接天罰を下す千影がカッコよくて、一気にファンになってしまいました!

白壁の過ち

主人公の白壁陽日は、千影の同僚でありながら妹を惨殺された過去を持つ被害者遺族。

犯罪者を誰よりも憎んでいるのに、千影に同調できず葛藤する姿に共感できます。

個人的には千影と同じく一度逮捕されただけでは学ばないクズは天罰を受けても仕方ないと感じてしまいますが、真面目で正義感の強い白壁だからこそ迷ってしまうのでしょうね。

千影を通報するかどうかの選択を迫られながらも、自ら彼女を見極めようと考えた白壁。

五年前に起こった「乳房移植事件」の被害者・桃園瑠衣の元へ向かった白壁が、致命的な過ちを犯してしまう展開に絶句してしまいました…。

瑠衣の罪

犯人が仮釈放され無関係の女性が殺されたと知り、次は自分が狙われると怯える瑠衣。

転居先が犯人に分かるはずもないのに怯える瑠衣を見ると、心の傷が深い事が伺えます。

自宅にいれば安全だったのに、白壁が判断を誤ったせいで瑠衣が惨殺される展開に驚愕。

しかし犯人の回想シーンを見ると、瑠衣も単なる被害者とは言い切れない罪を犯しており、何とも言えない気持ちになりました…。

子供だったとはいえ、瑠衣の行動は犯人に逆恨みされても仕方ないと感じます。

瑠衣の死に責任を感じた白壁が敵討ちへと向かう展開となりましたが、真面目な彼に人を殺める事などできるのでしょうか。

 

【天罰さま~殺人再犯者専門殺人鬼~】見どころをご紹介!

法で裁けない再犯者を裁く殺人鬼

カウンセラーの千影が、実は世間を賑わす“天罰さま”だったという展開に引き込まれます!

千影の行動は賛否両論別れると感じますが、誰よりも被害者の無念を晴らしたいという想いが伝わり考えさせられました…。

今は千影の過去は明かされていないものの、何故千影が“天罰さま”になったのかも気になるポイントとなっています!

白壁の葛藤

犯罪被害者支援センターの職員であり、妹を惨殺された過去を持つ白壁。

誰よりも犯罪者を憎んでいる白壁が、葛藤しながらも千影に協力していく姿に興味を惹かれました!

再犯者は自業自得ですし、頭ではダメだと分かっていても千影に同調してしまう、そんな白壁の葛藤に共感できる展開になっています。

小次郎
ストーリーは終始シリアスな展開が続きますが、白壁と千影の恋の行方も気になるところです!

 

【天罰さま~殺人再犯者専門殺人鬼~】最終回・結末はどうなるのは?(考察)

最終的に、白壁は千影の協力者となり“天罰さま”の片腕のような役目を果たすと思います。

今はまだ千影の行動に困惑している白壁ですが、瑠衣が惨殺された事で再犯者に生きる価値を見出せなくなっていくのでは…。

白壁自身が千影に惹かれ始めていますし、彼女なりの正義に同調しながら頼もしい味方となると予想しています。

今後はおそらく千影自身の過去を明かしながら、白壁の妹を殺害した犯人も登場し二人で天罰を加えていくのではないでしょうか。

 

まとめ

『天罰さま~殺人再犯者専門殺人鬼~』について紹介しました。

被害者遺族でありながら、犯罪被害者支援センターで働く白壁。

同僚でカウンセラーの千影の正体が再犯者専門の殺人鬼“天罰さま”だと知った白壁は、彼女の処遇を決めかねていました。

小次郎
“天罰さま”は正義なのか悪なのか、衝撃的なサスペンスをご堪能ください!