今回ご紹介する『親友がオトコになった日』は、男女の友情は成立するかどうかについて描いた大人の恋物語です。
コスメメーカー勤務の紬は、同僚の朔真と中学時代からの大親友。この友情は永遠に続くと考えていた紬ですが、失恋した事をきっかけに恋の歯車が動き出して…。
漫画【親友がオトコになった日】について
作者 | 一城咲ルイ |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | めちゃコミックオリジナル |
レーベル | comic fizzy |
作品の魅力
漫画『親友がオトコになった日』は、「3か月限定の旦那様~冷徹社長の甘い罠~」の一城咲ルイ先生が描く焦れキュンラブストーリー。
紬にとっては“親友”でも、朔真にとっては最初から異性だったという展開にキュン…。
親友ならずっと側にいられるけれど、恋人になってしまえば離れ離れになってしまうかもしれないという紬の想いに共感してしまいます!
“異性の友情は成立するのか”という難しい問題の結末が気になるところです!
あらすじ
コスメメーカーで働く紬は、はっきりとした物言いで結果を残すキャリアウーマン。
同期の朔真とは中学時代からの親友で、切磋琢磨しながら良好な関係を築いています。
社宅の隣同士に住む二人は毎晩のように互いの部屋を行き来しては、他愛無い話に花を咲かせていました。
紬にとって朔真は何でも話せる親友であり、唯一素を晒せる大切な人。
それでも朔真を異性として見た事は一度もなく、交際中の同僚から食事に誘われた紬はついにプロポーズされると喜んでいました。
少しお洒落をして待ち合わせ場所に向かった紬ですが、突きつけられたのは別れの言葉。
絶望した紬が雨に打たれながら帰宅していると、買い物中の朔真に遭遇してしまいます。
紬の弱い一面を見てしまった朔真は、秘めていた感情を露わにしてしまい…。
主な登場人物
- 安藤紬
コスメメーカーの企画部で働くキャリアウーマン。朔真とは中学時代からの腐れ縁で、何でも言い合える親友のような間柄。しかし失恋をきっかけに朔真の“男”の部分を目の当たりにし、心が揺さぶられてしまう。
- 伊藤朔真
紬と同じコスメメーカーで働く同期。中学・高校・大学と、紬を一番近い場所から見守ってきた大親友。紬との関係を壊したくなくて親友を貫いていたが、ある出来事をきっかけに一歩踏み出そうとする。
- 祐介
紬と同じコスメメーカーの経理部に勤める元カレ。同じ職場の後輩に心変わりし、紬に別れを告げる。別れの原因を紬の身体のせいにしたクズ男。
- 田辺
経理部に勤める祐介の新しい彼女。紬との別れ話に同席し、心無い言葉をぶつけた性悪女。
【親友がオトコになった日】見どころをご紹介
物語の見どころ、「男女の友情は成立するのか」と「紬と朔真の変化」についてご紹介します。
男女の友情は成立するのか
異性間の友情は永遠に答えが出ない問題ですが、紬と朔真の場合はどうでしょうか。
きっと出会った時からお互いに意識していたはずなのに、今の関係を壊したくなくて一歩踏み出せない紬の気持ちに共感してしまう展開となっています。
大好きだけど失いたくないという紬の気持ちも分かりますし、読者としてももどかしい…。
朔真との関係を続けたい紬が前に進めるのかが、最も気になるところです!
紬と朔真の変化
中学時代からの腐れ縁である紬と朔真にとって、今の関係を変える事は容易ではありません。
もし二人が親友から恋人に変わったらと想像するだけでドキドキしてしまいます!!
きっと簡単には恋人同士のように振舞えないと思いますが、長年の両片思いを実らせた暁には相当な溺愛展開が待っているはず。
ずっと“親友”だった二人が男と女になった時、どんな姿を見せてくれるのか楽しみです!
【親友がオトコになった日】読んだ感想
性別を超えた友情
主人公の紬は美人で有能なキャリアウーマンで、女性社員からも憧れの的。
仕事に対する姿勢も真面目で、部長に対しても一切妥協しないところがカッコイイです!
お相手の朔真も目立つ容姿で女性人気も高いですし、そんな二人が並んだだけでうっとりしてしまいます。
誰が見てもお似合いで隣同士の部屋に住んでいるのに、まだ付き合っていないという現状に驚愕…。
お話が始まった頃の紬には祐介という恋人もいましたし、きっとお互いを意識していなかったのでしょうね。
朔真の本音
しかし紬がこっぴどく振られたせいで、朔真の心情に変化が見られる展開となりドキドキ…。
いつもは気丈な紬の弱い一面を見た事で、秘めていた想いを爆発させていく朔真に見入ってしまいます!
朔真の前で涙してしまう紬に胸が痛みましたが、この失恋が二人の関係を揺るがすきっかけとなり大興奮!!
これまで彼の事を異性として意識していなかった紬とは違い、朔真は最初から紬の事が好きだったという展開に胸キュンでした!
親友の壁
朔真の気持ちを知ってからも、この関係を壊したくなくて一歩踏み出せない紬がもどかしくなります。
親友のままでいられれば朔真と離れ離れになる事はありませんが、恋人になり一度拗れてしまえば元の関係に戻る事はありません。
紬が朔真との関係が壊れてしまう事を恐れる気持ちも分かりますが、勇気を出して踏み出さないと何も変わりませんよね。
二人の関係は、紬が自分の本音と向き合えるかどうかにかかっていると感じました!
紬は自分の気持ちと向き合おうとしますが、二人は親友の壁を超えられるのか、お話の続きが気になってしまいます!
【考察】『親友がオトコになった日』の結末はどうなる?
中学時代からの大親友の二人ですが、あくまでも朔真の我慢の上で成り立っていたもの。
朔真が理性を保っていたおかげでこの関係が維持されていましたが、紬の弱さを見てしまってからは抑えられるはずもありません。
一度自分の気持ちに気付いた朔真は親友のままでいるつもりもないでしょうし、紬に分かってもらえるまで多少強引にでも想いを伝えていくと予想しています。
紬も気付かないフリをしていただけでとっくに朔真に惚れていると思いますし、早く素直になって甘々な二人の姿を見せて欲しいです!