今回ご紹介する『赤髪の花嫁は冷酷公爵に偽りさえも溺愛される』は、妾の子として生まれたせいで家族から虐げられてきた伯爵令嬢・フレアが、冷酷公爵と呼ばれるウェルノの妻となり溺愛されていくシンデレラストーリーです。
不吉とされる赤髪をウィッグで隠し、義妹の代わりにウェルノの元に嫁いだフレア。何よりも嘘が嫌いなウェルノに、秘密を隠し通す事ができるのでしょうか。
漫画『赤髪の花嫁は冷酷公爵に偽りさえも溺愛される』あらすじと登場人物
ここでは、物語のあらすじをご紹介します。まずは登場人物を簡単にまとめていきますね!
登場人物
- フレア・アーデン
伯爵の妾の娘として生まれた主人公。
母亡き後は伯爵に引き取られたが、義母と義妹に虐げられ使用人同然の扱いを受けている。不吉とされる赤髪を隠し、義妹の代わりにウェルノの妻となる。
- ウェルノ・ウォード
ウォード公爵家の当主で、若くして国王補佐官に任命された美青年。
役人を次々と解雇したせいで冷酷公爵と呼ばれているが、本当は心の温かい人。フレアとは互いの利益を優先した偽りの結婚だったが、彼女の純粋な人柄に惹かれていく。
- メイジー・アーデン
フレアの義妹で正妻の娘。
金遣いが荒く性悪で、フレアに幼稚ないじめを繰り返している。フレアを身代わりにしておきながら、ウェルノに一目惚れし妻の座を奪おうと企んでいる。
突然の縁談
伯爵の妾の子として生まれたフレアは実母の死後、伯爵家に引き取られ暮らしていました。フレアを疎む義母と義妹は壮絶な嫌がらせを繰り返し、赤い髪を“不吉”だと罵るように。
特に金遣いの荒い義妹・メイジーは、事ある毎にフレアの母の形見のペンダントを奪ってはドレス代に変えようと企んでいました。そんなある日、メイジーの元に冷酷公爵と呼ばれるウェルノとの縁談話が舞い込みます。
メイジーは拒絶しますが、公爵家の後ろ盾と多額の結納金が欲しい父は却下。焦ったメイジーは身代わりに姉を嫁がせようと提案し、どうしてもペンダントを返して欲しいフレアは応じるしかありませんでした。
偽りの結婚
数日後、赤髪をウィッグで隠しウォード家との顔合わせに挑んだフレア。しかし、ウェルノの美しさに一目惚れしたメイジーは、やはりフレアではなく自分が嫁ぎたいと言い出します。
父はもちろん却下しますが、どうしても諦められないメイジーはフレアのドレスを傷付けると、結婚を嫌がる姉が別室に籠ってしまったと嘘を吐き阻止しようと企みました。
メイジーの言葉が嘘だと見抜いたウェルノはフレアと対面。この結婚は国王からの命令で避けられない事、そして早く遂行できるのなら相手は厭わないと打ち明けます。
アーデン伯爵家に戻りたくないフレアは、赤髪という秘密を抱えたまま公爵家に嫁いで…。
この結婚の条件は2つ「後継者を産むこと」「嘘を吐かないこと」。 フレアは不吉とされる赤髪を隠して、冷酷とされる公爵の元に…
『赤髪の花嫁は冷酷公爵に偽りさえも溺愛される』4話までの感想(ネタバレあり)
身代わりの花嫁
主人公のフレアは不吉といわれる赤髪を持ち、義母や義妹から虐げられてきた不遇の令嬢。
元はといえばウェルノとの結婚もメイジーが受けるはずだったのに、形見のペンダントと引き換えに押し付ける姑息さに腹が立ちますね。
しかもウェルノが美青年だと知った途端、やっぱり自分が嫁ぎたいと言い出すメイジーの身勝手さに呆れてしまいました…。
致命的な嘘
冷酷公爵と呼ばれるウェルノは“嘘”が大嫌いなので、この時点で嘘つきのメイジーには興味を失くした事でしょう。
伯爵家にいればフレアは一生辛い生活を送るしかありませんし、いくら相手が冷酷公爵でも今の生活よりはマシだと感じます。
“後継者を産む事”と“嘘を吐かない事”という条件を提示されたフレアは受け入れたものの、既に赤髪をウィッグで隠している状態。
惹かれ始めた二人
結婚式が一か月後に迫る中、態度の悪いメイドのミーアを気遣い力になろうとするフレアに感動。
多忙を理由にフレアと距離を置いていたウェルノも彼女に惹かれ始め、少しずつ心を通わせていく展開に胸が熱くなります。
使用人ですら気付かなかったウェルノの傷にもいち早く気付き、優しく手当てするフレアは本当に心の優しい女性ですね。
とはいえメイジーがウェルノを諦めるとは思えませんし、どうにかして二人を引き離そうと企んでいるでしょう。
見どころは、偽りから始まった本物の恋!
互いの利益のために始めた偽りの結婚でしたが、徐々に惹かれ合う二人の姿にドキドキ…。
特にウェルノは優しく聡明なフレアに恋焦がれているのは明らかで、これからどんな溺愛展開が待ち受けているのか楽しみになります♪
彼女は“不吉な赤髪持ち“というとんでもない秘密を抱えていますが、本当のフレアを知ったウェルノがどんな反応を見せるのかが最も気になるポイントの一つです!
【結末予想】赤髪の花嫁は冷酷公爵に偽りさえも溺愛されるのラストはどうなる?
気になる結末ですが、いったいどんな展開が待っているのでしょうか。これまでのストーリーから考えられるラストは以下の通りです。
フレアがウェルノに溺愛される
伯爵家を離れたい一心で、ウェルノの“偽りの花嫁”となったフレア。
嘘を吐く事が大嫌いな彼に秘密がバレたら恐ろしい事になりそうですが、共に過ごすうちにウェルノはフレアを心から愛するようになると予想しています。
彼女の全てを愛するウェルノなら、フレアの髪色なんて気にしないのではないでしょうか。
アーデン伯爵家が断罪される
有力な貴族を滅ぼしたウェルノを恐れているフレアの父。
娘の赤髪を隠して嫁がせておきながら、バレても知らぬ存ぜぬを通そうとしていますし、こんな一家は糾弾されても仕方ないと感じます。
フレアの赤髪を隠した事や彼女への仕打ちを咎められた一家が、強烈な制裁を受ける展開もあるかもしれませんね!