今回紹介する『狐の花嫁~今宵、呪われ妻は鬼将校に愛でられる~』は、狐憑きとして生まれ親族から疎まれている椿が、鬼将校と呼ばれ恐れられている軍人・尊に溺愛されていくお話です。
従妹に舞い込んだ縁談の身代わりとなり、尊の元に嫁いだ椿。化け物と呼ばれてきた椿は幸せになれるのでしょうか…。
漫画【狐の花嫁~今宵、呪われ妻は鬼将校に愛でられる~】作品情報
作者 | たまき棗 |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | 白泉社 |
レーベル | 花とゆめコミックススペシャル / マンガPark |
漫画『狐の花嫁~今宵、呪われ妻は鬼将校に愛でられる~』は、「うちにおいで、愛してあげる 若旦那様と極上同棲」で大人気の“たまき棗先生”が描く最新作!
幼い頃に母を亡くしたった一人で生きてきた椿が、たくさんの人の優しさに触れ溶かされていく展開に引き込まれてしまいます!
椿と尊のラブロマンスを期待しながら見届けていきましょう♪
【狐の花嫁~今宵、呪われ妻は鬼将校に愛でられる~】ネタバレあらすじと見どころ
ここからは、【狐の花嫁~今宵、呪われ妻は鬼将校に愛でられる~】のあらすじと見どころをご紹介します。まずは登場人物をチェックしていきましょう。
- 宮崎椿
狐に憑かれた娘が生まれる宮崎家に生を受けた少女。両親を亡くしてからは、叔父の家に引き取られ使用人として扱われるようになる。従妹の代わりに小笠原家に嫁ぎ、妻としての役目を果たそうとする。
- 小笠原尊(みこと)
圧倒的な戦闘力で“鬼将校”と恐れられる冷酷な軍人。噂とは違い心優しい青年で、妻となった椿とどう接して良いか分からず戸惑う。
- 宮崎茉莉
椿の従妹で、宮崎家の長女。狐憑きである椿を疎み、望まない婚姻を押し付ける。
- 宮崎尚哉
椿の従弟で、宮崎家の長男。茉莉と共に椿を疎み冷遇していた。
- 多恵
小笠原家の使用人。椿の身の回りの世話を担当する優しい女性。
第1話:舞い込んだ縁談
その昔、女狐に騙され婚姻を結びかけた先祖のせいで、時折狐に憑かれた娘が生まれるようになった宮崎家。そこに誕生した椿は、駆け落ちした父と母の間に生まれた一人娘でした。
椿が二歳の頃に“狐憑き”だと分かると父は失踪し、心労が祟った母は亡くなってしまいます。母の生前、狐の姿にならないというお守りを託された椿は、運命の出会いを信じ一人寂しく暮らしていました。
そんなある日、椿の元に現れたいとこの茉莉と尚哉は母の形見のお守りを奪おうとします。感情が昂った椿は狐の姿となり、驚いた二人を怪我させてしまう羽目に。
一部始終を目撃した叔父は激高し、椿に酷い暴力を振るうと宮崎家の使用人となるよう命じました。この日以来、使用人として辛い生活を強いられてきた椿の元に、鬼将校と噂される尊との縁談話が舞い込んで…。
地獄のような生活を送る椿に縁談話が舞い込んできましたが、所詮は茉莉の身代わり。
お相手の尊は評判の悪い人物ですし、幸せになれるのか心配になる展開となっています!
第2話:結婚初夜
白無垢姿で小笠原家にやって来た椿ですが、尊は祝言を済ませると仕事を理由に退席。使用人の多恵に促され湯あみを終えた椿は、閨着に着替え初夜に備えていました。
形見のお守りを手に緊張気味の椿の元に現れた尊は、妻を抱きかかえ寝室へと向かいます。布団に寝かされ身体に触れられた椿ですが、初めての感覚に戸惑い狐が姿を現しそうに。
必死に堪える椿を気遣うと、尊は最後まで交わる事なくどこかへ行ってしまいました。
ショックを受けながら眠りに就いた上、翌朝は尊より遅く起きてしまい大混乱の椿。それでも尊や多恵に責められる事なく優しくされた椿は、彼らを騙し続ける罪悪感に苛まれていて…。
尊の妻となり、早速行われた初夜に大興奮!
狐が姿を現しそうになるくらい感じてしまう椿を気遣う尊が素敵で、噂とは違う優しい彼に戸惑ってしまいました!
第3話:椿の過去
初夜は失敗で終わったものの、あれから触れられる事なく一週間が経過。この日、尊の大好物のいなり寿司を食べた椿は、どこか懐かしさを覚えていました。
幼い頃、一度だけ宮崎家から脱走を試みた椿は獣用の罠に引っかかり、若い男性に助けられる羽目に。
さらに、美味しいいなり寿司をご馳走してくれた彼を信用した椿は母の形見を見せると、辛い時にはまたここに来るよう言われ別れを告げます。
あれから彼に会う事はなく時だけが過ぎて行きましたが、椿は彼を忘れられずにいました。
一方、同僚の西園寺から妻を労うよう促された尊は、椿に似合う衣装を見繕います。互いの優しさに触れ誤解を解いた二人は、そのまま初夜の続きをしようと試みて…。
初夜が失敗に終わり、すれ違っていた二人がまたも交わる展開に。
今度こそ二人は一つになれるのか、ドキドキが治まらない展開となっています!!
最終回結末の展開を予想!
最終的に、椿は尊に愛され幸せになると思います!
“狐憑き”として疎まれ、使用人以下の扱いを受けていた椿。
すっかり感情を失くしロボットのようになっていた椿ですが、小笠原家に来てからは尊や使用人たちから大切にされ、徐々に人間らしさを取り戻していくと予想しています!
3話では椿の過去が描かれていましたが、あの時助けてくれたのは若き日の尊では…?
あの日以来椿を忘れられずにいた尊は、ずっと彼女を探し続けていたのではないでしょうか。
噂とは違い優しい尊となら幸せになれると思いますし、辛い経験をした分思い切り甘やかされて欲しいですね♪
最後に【狐の花嫁】を読んだ感想
狐の嫁入り
元は身勝手な宮崎家の人々のせいで狐の呪いを受けてしまっただけなのに、椿だけが辛い仕打ちを受ける展開に涙…。
特に椿の実父と叔父、いとこの兄妹の仕打ちには腹が立ちました!
幼い椿を残し亡くなった実母の無念を思うといたたまれなくなりますが、あのお守りに何らかの秘密が隠されているのかもしれませんね。
椿の未来
地獄のような日々を送っていた椿が小笠原家の嫁となり、大切に扱われる展開に胸が詰まります。
小笠原家の人々なら椿の正体を知っても邪険にはしないでしょうし、狐憑きだと分かっても受け入れてくれるのではないでしょうか。
3話では初夜の続きが行われていましたが、感情の昂りから狐が姿を現しそうでヒヤヒヤ…。
果たして二人は夫婦として添い遂げられるのか、お話の続きが楽しみです!