今回ご紹介するのは、貴族の令嬢・ミアが“つがい”という特別な絆で王子様と結ばれる姿を描いた『そのつがい婚は王子様と』です!
婚約破棄を繰り返してきたミアが、運命的な出会いをきっかけに少しずつ心を開いていく様子がとても印象的な本作。
自分の人生を大切にしながらも“運命”に背中を押されて新たな恋へと踏み出すミアの姿に、読むほどに心が温かくなりました…!
漫画『そのつがい婚は王子様と』について
作者 | 光晴ねね |
ジャンル | 少女漫画 |
出版社 | DPNブックス |
レーベル | カフネ |
作品の魅力
本作の主人公・ミアは、何度も婚約破棄を経験しながらも前向きに生きる貴族令嬢。令嬢でありながら薬草研究に打ち込む日々を送り、王立学園の教師として新たな人生をスタートさせます!そんな彼女の前に現れたのが、王国の第二王子・ルシリウスでした。
運命の“つがい”として結ばれる二人の関係が、光晴ねね先生によって甘く可愛らしいタッチで描かれています。結婚が“普通”とされる貴族社会の中で、自らの人生を切り開こうとするミアの成長や、王子との甘い恋模様が本作の大きな見どころです。
“つがい”という運命によって導かれた二人の出会いが、この先どのように進展していくのか注目ですね!
物語の登場人物
- ミア(アルシャミア・ファンデミット)
貴族であるファンデミット家に生まれた24歳の令嬢。何度も婚約破棄を経験しながらも、大好きな薬草研究に情熱を注ぎ、その功績が認められて王立学園の教師となった。
しかし、突然出会ったシルスに強烈に惹かれ、彼の“つがい”ということが明らかに…。
その運命を受け入れつつも、自らの人生も諦めたくないという芯の強さを持つ女性。
- シルス(ルシリウス・オールグレン)
緑の王国・クラガトの第二王子。王国の言い伝えに従い、自分の“運命のつがい”を探していた。穏やかで知的な雰囲気を持ちながら、ミアには朗らかに接する一面もある。突然の出来事に戸惑う彼女に寄り添いながら、少しずつ距離を縮めていっているが…。
【そのつがい婚は王子様と】あらすじと各話見どころ
ここからは、【そのつがい婚は王子様と】のあらすじと見どころをご紹介します。※以下、ネタバレ要素を含みますので、未読の方はご注意ください。
第1話:学園での運命の出会い!
貴族・ファンデミット家の長女として生まれたミア。彼女はこれまで度重なる「婚約破棄」を経験し、24才になっても独身のままでした。それは、結婚が“当たり前”とされる貴族社会では異例のことだったのです…。
そんなミアが熱中していたのは、薬草学の研究でした。自身の論文が認められ、彼女は王立学園の教師として働くことになります。妹からは「結婚して幸せになってほしい」と願われていましたが、ミアは「研究したい!」という夢を叶えたい気持ちでいっぱいでした。
そんなある日、学園で国の第二王子・シルスと出会います。彼と出会った瞬間、ミアの胸に刻印が現れて…!?
第2話:“つがい”としての運命に揺れる想い
ミアたちが暮らす王国・クラガトでは、王族が“適齢期”を迎えると、自分と同じ刻印を持つ「運命のつがい」を探すのがしきたりとなっていました。そして、ミアがシルスと同じ刻印を持つ“つがい”であることが発覚したのです。
シルスと出会った翌日、ミアはすぐに城に呼び出されます。突然の出来事に戸惑う彼女に、シルスは「国の繁栄のために結婚する」ことを提案!ミアは一度その申し出を断りますが、“つがい”のままではシルスを求める衝動を抑えきれず…。
最終的に、彼に協力する形で“つがい”になる決意をしますが、シルスから「いつ教師を辞めるのか」尋ねられて…?
自分の人生を歩みたいというミアの心が揺れ動き、これからの彼女の選択に目が離せませんね。
第3話:次第に近づく二人の距離
シルスを見ると彼を求める“欲”が抑えられず、抑制剤を手に入れるため“つがい”になることを決めたミア。しかし、シルスからは「教師を辞めてほしい」と言われてしまいます。それだけは避けたいミアは、家族や学園の協力を仰ぐことにしました。
ミアは学園でなるべくシルスと会わないよう努めますが、どうやらシルスの方が無意識のうちにミアの“匂い”に引き寄せられているようでした。
その後、ようやく“抑制”の力があるミア専用の眼鏡が完成!身につける前に、眼鏡に力を注ぐ儀式を行うことに。しかし、その儀式の最中、ミアは意識を失ってしまい…?
なぜミアとシルスが“つがい”に選ばれたのか、気になります!
【結末予想】『そのつがい婚は王子様と』の最終回はどんな展開を迎える?
これからは「“運命のつがい”という関係を超え、二人が結ばれる!」という結末に向かっていくのではないでしょうか。
最初は理由もわからず“つがい”として引き寄せられたミアとシルス…。しかし、真面目で素直なミアと、まっすぐなシルスは、お互いの人柄に惹かれていくように思いますね。
また、ミアが“意識”の中で出会った国に伝わる女神「ラモルクラ」の存在も気になりますね。なぜ二人が“つがい”として選ばれたのか、その理由も今後明らかになっていくと考えられます。
恋愛感情ではなく、運命によって出会った二人がどんな未来を選ぶのか、最後まで見届けたいですね!
【まとめ】『そのつがい婚は王子様と』を読んだ感想
ぐいぐい来るシルスにドキドキ…!
学園でミアの姿を見るや否や、朗らかに追いかけてくるシルスの姿には、とてもドキドキさせられました。彼に欲情し、緊張するミアにそっと触れる手が優しくて…!
また王子としてしっかりしているかと思いきや、年相応のあどけない表情も垣間見え、可愛らしさも感じられました。
ただ国のために運命に従うシルスですが、ミアとの出会いにより、真の愛を知ることができるよう願っています!
運命を受け入れ、前向きなミアが魅力的!
結婚するのが当たり前とされる貴族社会の中でも、大好きな研究を続けて、学園の教師として抜擢されたミアはめちゃくちゃカッコいいですね!
“つがい”として逃げられない状況に置かれても、その運命を受け入れつつ、自分の歩みたい人生のために行動する姿が、より一層輝いて見えました!
二人の関係性だけでなく、今後の彼女の成長にも期待が高まりますね♪