今回紹介する『前の住人がやって来た』は、「ぬらりひょんの棲む家」で大人気の“大城密先生”原作の話題作!
とある古アパートで一人暮らしをしている後藤の元にかつての住人がやって来た事をきっかけに、不可解な出来事に巻き込まれていく物語です。
チャット小説アプリpeepでシネマ小説化され、名だたる俳優陣が演じています。後藤の元にやって来た過去の住人たちの目的とは一体何なのでしょうか。
漫画【前の住人がやって来た】のあらすじをご紹介!
作者 | 大城密 / peep / 上西淳二 / サイドランチ / taskey STUDIO |
ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | taskey |
レーベル | peep / サイコワコミック |
前住人との出会い
夜通し雨が降り続ける6月のある日、イライラから眠れぬ夜を過ごしていた後藤。しかし日付が変わった頃、後藤が住む102号室の呼び鈴が激しく押され驚きます。
恐る恐るのぞき穴を覗くと、そこには見知らぬ中年男性の姿が。何故か男は表札もかけていないのに後藤の名前を知っており、騒音を案じた彼は仕方なく部屋に招き入れました。
津田川と名乗ったその男は後藤の前に102号室で暮らしていた住人で、今は中華の料理人をしていると言います。
おもむろに取り出した中華包丁で料理を始めた津田川を警戒しながら、後藤はこの部屋に越してきてからの事を思い出していました。
異常な部屋
102号室に越してきて半年間、仕事にも恵まれ順調な人生を歩んでいた後藤。彼女について質問された後藤は取り乱しながら、今はいないと答えます。
すると津田川も、この部屋に住んでいた頃は彼女にも恵まれ、何もかもが順調だったと吐露。しかし突然取り乱し始めた津田川は、この102号室の異常さについて語り始めました。
避けられない運命
突如カレンダーに突進し、6月19日をめった刺しにし始めた津田川。さらに去年の今頃彼女と仲違いしてしまった事を打ち明けると、後藤の秘密を知るような言動を繰り返します。
取り乱す後藤にちゃぶ台をどけるよう指示した津田川は、畳を持ち上げるという暴挙に。すると畳の裏には、びっしりと御札が貼り付いていました。
驚く後藤を横目に、102号室で暮らす者には決して避けられない事情があると示唆した津田川。
このままでは秘密が暴かれてしまうと焦った後藤が中華包丁を津田川に向けた時、またも玄関の呼び鈴が鳴って…。
漫画【前の住人がやって来た】ネタバレありの感想と見どころ
ここからは、漫画【前の住人がやって来た】の各話感想と見どころをご紹介します。※以下、ネタバレありとなっていますので、未読の方はご注意ください。
1話の感想:怪しい住人
主人公の後藤はごく普通の青年ですが、何やら鬱憤を抱えている様子。夜中に尋ねてきた前の住人・津田川も訳ありのようですし、何のためにかつての住処にやって来たのか気になるところです。
この部屋を出てからの暮らしぶりも気になりますが、どうやら上手くいっていない様子。しかも津田川は後藤の秘密を知っているような口ぶりで、彼女についての質問を繰り返すところが怪しい…。
▶ 1話の見どころは、怪し過ぎる住人との出会い。
こんな夜更けにかつての住処にやって来た理由も気になりますが、敵か味方か分からない緊張感にゾクゾクします!
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2話の感想:住人の秘密
津田川の言葉から推測すると、毎年6月19日に102号室で何らかの異常が起こるとの事。
この部屋に住んでいた頃の津田川は恋人もできて幸せに暮らしていたのに、何故去年の今頃から彼女を避けるようになったのか、その理由が気になってたまりません。
さらに畳の裏に津田川が貼りつけた大量の御札にはどんな意味があるのか…。
この部屋の住人は決して避けられない事情を抱えていると断言した津田川ですが、取り乱す後藤を見る限り何らかの秘密を抱えているのでしょう。
後藤が津田川を殺しかけた時、またしても呼び鈴が押されましたが、今度は何が起こるのか気になります!
▶ 2話の見どころは、後藤が抱えた事情。
津田川に指摘された時の取り乱し方が尋常ではなく、後藤がどんな秘密を抱えているのか気になる展開となっています!
3話の感想:新たな訪問者
今は派手な外見で乱れた生活を送っている令香も、この部屋に住んでいた頃は清楚系で順調な人生を送っていたようですね。
ハイスペ彼氏とも婚約し幸せいっぱいだった令香に、一体何が起こったのでしょうか。令香が後藤に迫った頃、今度は前の前の前の住人・安田がやって来る展開に驚かされました。
安田は三人の中ではリーダー的存在で、皆の事情も把握している様子。彼の登場で一気に確信に迫る流れとなり、102号室の秘密が暴かれそうで楽しみです!
▶ 3話の見どころは、同窓会状態の102号室。
かつての住人が三人も集まる異常事態に笑ってしまいましたが、彼らが抱える共通の事情が気になります!
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考察【前の住人がやって来た】の結末について
これまでのストーリーから結末を予想してみましょう。現時点で私が考えるラストの展開は以下の通り。
- 後藤の秘密が暴かれる
- かつての住人たちが運命共同体となる
果たして、最後はどんな展開を迎えるのでしょうか。
後藤の秘密が暴かれる
何かに怯えたような様子を見せ、津田川がやって来るまでは眠れぬ夜を過ごしていた後藤。彼女の話になると以上に興奮する事から、後藤は恋人もしくは恋人候補の女性を殺害してしまったと予想しています。
安田が部屋の奥に進む事を恐れていましたし、102号室のどこかに死体が隠されているのではないでしょうか。
かつての住人たちが運命共同体となる
後藤だけではなく、かつての住人たちも同じように人を殺めた過去があると考えています。
殺人を犯してしまった理由は分かりませんが、102号室の住人は毎年6月19日になると何らかの罪を犯してしまう呪いにかかっているのでは…。
過去の行いから後藤も秘密を抱えていると察した住人たちは、秘密を共有する仲間となっていくと思います!
まとめ
『前の住人がやって来た』について紹介しました。とあるアパートの102号室で、一人静かに暮らしていた後藤。しかし6月19日の深夜、かつての住人たちが訪ねて来たせいで運命が一変します。