漫画【大正復讐代行クロユリ】は、希望を求めて帝都へ向かった少女・あぐりが、人身売買の罠にはまり、すべてを奪われることから始まる壮絶な復讐劇です。
絶望の淵に突き落とされたあぐりが、謎の組織「クロユリ」と出会い、自らの手で悪を裁く道を選ぶ姿は必見!
この記事では、あらすじと見どころ、登場人物を詳しくご紹介していきます。衝撃的な展開と、悪に対する痛快な制裁が魅力の本作を、ぜひチェックしてみてください♪
漫画【大正復讐代行クロユリ】の魅力について
作者 | 天城五寸釘 / COMIC ROOM / 八重樫ひのめ(原作協力) |
ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | コミックルーム |
掲載誌 | COMIC MOON |
この作品の魅力は、あぐりという一人の少女が、理不尽な絶望の淵から這い上がり、復讐という形で力強く運命に立ち向かう姿にあります。人身売買といった社会の闇を容赦なく描き出す一方で、復讐代行組織「クロユリ」の存在が、読者に爽快感と希望を与えてくれます。
特に、金と権力にまかせた悪行を繰り返す者たちへ、過激な制裁が下される展開は、非常にスリリングで痛快…!!あぐりが母親との再会を信じて悪に立ち向かう、そのひたむきな強さが読者の心を掴んで離しません。
【大正復讐代行クロユリ】ネタバレあらすじと見どころ!
ここからは、【大正復讐代行クロユリ】のあらすじをご紹介していきます。まずは登場人物からチェックしていきましょう。※以下、ネタバレありとなっていますので、未読の方はご注意ください。
- あぐり
病気の母と暮らす貧しい少女。西園寺に騙され母と離れ離れになるが、復讐を決意し立ち上がる。
- リリア
復讐代行組織「クロユリ」の代表。弱者の復讐を助け、あぐりの復讐依頼を引き受ける。
- 西園寺末吉
あぐりを甘い言葉で帝都へ誘い、人身売買を行う悪徳な男。物語の黒幕の一人。
- 三条豪徳
あぐりを買い取った変態的な金持ち。権力を笠に着て悪行を重ね、あぐりの復讐対象となる。
- 志乃
リリアの側近で「クロユリ」の一員。メイド服を着ている。リリアの指示に従い、三条への制裁を実行する。
第1話:裕福な男の甘い誘惑
町外れの田舎で病気の母と二人暮らしをしていたあぐりは、母に代わってキュウリを売り歩いていました。すると、見るからに裕福そうなオジサンが声をかけてきます。彼、西園寺はあぐりに「帝都に来ればたくさんお金を稼げる」と持ちかけ、その言葉を信じたあぐりは母と共に帝都へ行くことを決意します。
しかし、西園寺に連れて行かれた屋敷は、実は人身売買が行われている場所でした。西園寺に騙されたあぐりと母は、それぞれオークションにかけられ、離れ離れになってしまうのです。
西園寺に至っては最初から怪しいと思っていましたが、やっぱりでしたね。果たして、あぐりと母親はどうなってしまうのでしょうか…。また、途中で出てきた少年は、何やら色々と知っていそうなので、今後の登場に期待ですね!
第2話:絶望から希望へ
変態金持ちの三条に買われたあぐりは、1ヶ月間弄ばれた末、警察の捜査を恐れた三条に出て行けと言われてしまいます。その際、三条から「母親は既に死んだか娼婦として売られた」と聞かされ絶望するあぐり。しかし、母の生存を信じ、三条に「お前の悪事を暴く」と宣言して家を後にしました。
その後、警察に事情を話しますが、全く信じてもらえません。途方に暮れていると、喫茶店で出会った少年に声をかけられます。少年に連れられ喫茶店にやって来たあぐりは、この国の恐ろしい実態を知らされます。そして少年(実は女の子)は、あぐりを復讐代行組織「クロユリ」へと誘うのでした。
ひたすら救いのない展開が続いていましたが、第2話のラストでようやく救いの手が差し伸べられたようです。クロユリとは一体どんな組織なのか、次回に注目です!
第3話:あぐりの復讐、ついに始動!
復讐代行組織「クロユリ」の代表・リリアから、弱き庶民の復讐を手助けしていると聞かされたあぐり。さらにリリアから、西園寺や三条への復讐を持ちかけられます。あぐりの強い願いを聞き入れたリリアは復讐を引き受け、手始めに三条から片付けることに。
リリアの指示を受けた側近の志乃は、三条の自宅に乗り込み彼を拘束します。そして、ここからリリアたちによる過激な制裁が始まるのです。あぐりの復讐劇が、ついに幕を開けることになります。
金に物を言わせ多くの悪行の限りを尽くしてきた外道・三条。そんな彼が制裁される様は、スカッとしないはずありません。果たして三条にはどんな制裁が待っているのか…次回が楽しみです!
考察【大正復讐代行クロユリ】最終回結末の展開を徹底予想!
これまでの展開から、最終回ではあぐりとクロユリが、彼女を騙し苦しめた西園寺への壮絶な復讐を果たすものと予想されます。三条への制裁が序章に過ぎないとすれば、西園寺にはさらに苛烈な報復が待っているでしょう。
しかし、単なる復讐で終わるだけでなく、あぐりが母と再会できるか、そしてこの国の人身売買という闇がどう描かれるかが重要です。クロユリの活動を通して、社会の不正が暴かれ、あぐりが希望を取り戻す結末が期待されます。個人的には、あぐりが復讐を遂げた上で母親と新たな人生を歩み始める…そんな希望あるラストが理想的ですね!
【まとめ】『大正復讐代行クロユリ』を読んだ感想!
絶望から這い上がる少女の力強さ
この物語は、あぐりが次々と理不尽な苦難に見舞われ、絶望の淵に突き落とされる描写が胸を締め付けます。しかし、母親への強い想いと悪に対する怒りが、彼女をただの被害者で終わらせない力となっているのが印象的でした。特にクロユリとの出会いは、彼女が自らの手で運命を切り開こうとする大きな転換点。
闇社会の描写と復讐への期待
人身売買や警察の無力さなど、物語に描かれる社会の闇は非常に重く、目を背けたくなるほどです。それだけに、クロユリのような復讐代行組織の存在が、読者にとっての「光」として際立ちます。
三条への制裁が始まり、金と権力で好き勝手してきた悪党が報いを受ける展開は、本作の最大の見どころといえるでしょう。この後、西園寺への復讐がどう描かれるのか、そしてあぐりが本当に母親と再会できるのか、今後の展開に期待が高まります。