漫画『癖のある子供』は、ある不気味な洋館でアルバイトをすることになった主人公の物語です。
洋館に住んでいる謎の少女には一体どんな能力があるのか、隠し部屋で行われる残虐すぎる行いとはなにか…。
謎が謎を呼ぶこの作品。果たして、すべての謎が明らかになるのか!?
漫画【癖のある子供】について
作者 | 冨田望 / 水谷健吾 |
ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | Freedia |
掲載誌 | テラーコミックス |
作品情報
『癖のある子供』は、漫画原作“水谷健吾先生”と漫画家“冨田望先生”の連載作品です。テラーノベルの小説が原作となっているコミカライズ作品となっています!
ある山奥の洋館でアルバイトをすることになった主人公。仕事内容は「子供の子守をすること」だったので、元教師の主人公は和気あいあいと少女の相手をしていました。しかし、少女は別名「救世主」と呼ばれ、次々と人を殺していくのでした。
ときにはゾクっと背筋が凍りそうな内容と、ハラハラドキドキするサスペンス要素満点の物語をぜひお楽しみください♪
物語の登場人物
- 田島 奈緒
山奥の洋館でアルバイトをすることになった元教師。とにかく不器用で、ドジっ子な性格。しかし、子供のこととなると、責任感が爆発する傾向にある。
- 詩織
奈緒のバイト先の洋館で暮らしている少女。表向きは「病気だから」という理由で、外出することが禁じられている。常に美里の監視下で生活しており、意にそぐわないことをすると、謎の首輪によって苦しめられる。
- 美里
詩織の住んでいる屋敷の使用人。表向きは、詩織にペコペコしているように見えるが、屋敷中に監視カメラを設置し、常に詩織を見張っている。
- 天草 光平
この物語のキーマンとなる人物。詩織からは“お父様”と呼ばれている医者。
【癖のある子供】全話ネタバレあらすじと感想!
1話のあらすじと感想
~ あらすじ ~
奈緒は、和也との結婚資金を用意するために、アルバイトをはじめることにしますが、面接会場は豪華な洋館。森の奥にあるため、なんとも不気味な印象です。奈緒が洋館へ入ると、そこには使用人の“美里”がいました。美里と話しをしていると、ひとりの少女が部屋へ入ってきます。
名前は詩織といい、まだ幼さの残る可愛い子。新しく奈緒が使用人として加わることを喜んでくれます。しかし、この洋館には隠し部屋が存在し、そこでの詩織は「救世主」として崇められ、犯罪者が次々と消えていくのでした…。
感 想
詩織は、どこにでもいるカワイイ少女という印象ですが、救世主の詩織はまるで別人!
世の中の犯罪者を集めては、どんどん消していくのですが、一体“あの部屋”ではなにが起きているのでしょうか。
奈緒の彼氏である和也は、こんな山奥でバイトをすることに反対しているようですが、その心配は的中していますよね。不気味だし、謎が多いし、不安しかありません。
2話のあらすじと感想
~ あらすじ ~
洋館でバイトすることになった奈緒ですが、仕事内容は「詩織の子守をすること」。一緒に料理をしたり、勉強を教えたり、家事をしたりと大忙しです。詩織は、どこにでもいる少女のように思えますが、ふとした瞬間にどこか闇を抱えている雰囲気…。
洋館へ行くためにタクシーを利用していますが、運転手からは「あの洋館は“人喰い洋館と呼ばれている」と聞かされ、さらに不安になる奈緒。そして、奈緒の不安が的中するかのように、屋敷の床には血痕が残っていたのです。
感 想
詩織の住んでいる屋敷は、めちゃくちゃ豪華でキレイで、まるでお城のような雰囲気がありますが、実は裏でなにやら怪しい雰囲気が…。
詩織と奈緒が普段生活している部屋は一部にすぎなくて、使われていない部屋や隠し部屋では殺人が行われていそうな感じですよね。
幸せな空間と血だらけの部屋があるので、正反対な空間が存在しそうです。
3話のあらすじと感想
~ あらすじ ~
床の血の痕であろうものを、「気づかなかったフリ」をしながら拭く奈緒。しかし、この屋敷の不気味さに気づきはじめています。詩織に、「この屋敷には他にだれかいるのか?」と聞いたタイミングで、詩織の首輪が発動。いきなり血を吐きながら苦しみはじめます。
すぐに美里がかけつけ、事なきを得ますが、「やっぱりこの洋館にはなにかある」と奈緒は確信してしまったのです。奈緒が帰宅してからの詩織は、“お父様”と呼ばれる男性に呼び出されていました。
感 想
屋敷まるごと不気味すぎて、読みながらゾッとしてしまいます。詩織は、奈緒のことを慕っていて、秘密を暴露してしまいそうになりますが、謎の首輪のせいで喋れずじまい…。
美里は、詩織の味方のようにみえて、実際は苦しめていました。「お父様」とよばれている男性が、この屋敷のキーマンになりそうですが、詩織の「ある能力」をつかって、悪だくみしているようです。
最終回結末、ラストの展開を徹底予想!
これまでのストーリーから結末を考察してきます。現時点で私が考えるラストは以下の2つ。
- 屋敷の謎が暴かれる!
- 奈緒は詩織を救い出す
屋敷の謎が暴かれる!
詩織の住んでいる屋敷の秘密が、すべて暴かれると予想。詩織が「お父様」と呼んでいる人物は、詩織の能力を使って犯罪者を殺していそう…。
“お父様”は「正義のため」にやっていると思いますが、殺人はすべて詩織の手をつかっていますよね。
残虐すぎる結末を迎えそうですが、詩織は一体どうなってしまうのでしょうか。悲惨な結末になりそうで、ちょっと苦しくなってしまいます。
奈緒は詩織を救い出す
“お父様”と美里によって監禁状態にある詩織。屋敷の中での殺人は、すべて詩織が命令されてやっているもの。
詩織は、「お父様がいっているなら」と従わざるをえない状況のようですが、最後はこの環境から奈緒が救い出してくれそうです。
奈緒は、ドジっ子な性格ですが、元教師ということもあり、子供への愛は深い。だからこそ、詩織の今の状況を見て見ぬふりはできないと思います。
まとめ
山奥の豪華な洋館の求人内容は、「子供の子守をすること」。しかし噂によると、「その屋敷は入った人は出てこれない」という不気味なものでした。
そこでバイトをすることになった奈緒ですが、次々と不可解な出来事が起きてしまうのです。