今回ご紹介する『水曜午後2時の恋人 寂しさにつける薬はありますか?』は、結婚生活や家族の悩みを抱える女性たちの心に、そっと寄り添ってくれる物語です。
夫婦関係に悩み、どこか息苦しい日々を送る主人公。そんな彼女の前に現れたのは、心優しい配達員でした。静かだった日常に、突然“ときめき”が忍び寄ります―。
果たして、主人公が選ぶ未来とはどのようなものなのでしょうか?
漫画【水曜午後2時の恋人 寂しさにつける薬はありますか?】について
作者 | 三松真由美、Hilo |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | LScomic |
本作は、主人公・香緒が夫とのすれ違いや家事の負担に悩みながらも、日々を懸命に生きる姿を描いています。
原作は三松真由美先生、作画をHilo先生が手掛けており、まさに現代の“大人女性のリアル”を体現しているような物語です!
結婚10年目を迎え、子どもがいない夫婦二人だけの生活。夫も以前と比べて香緒に無関心になっていました。
そんな彼女の前に現れたのが、年下の配達員・涼弥!彼の存在によって、香緒の日常が少しずつ変化してきて…?
現実の厳しさとほんの少しの癒し…。そのバランスが絶妙で、ドキドキしながらページをめくりました!
【あらすじ】『水曜午後2時の恋人』はどんな物語?
閉塞感に包まれた毎日…
水野香緒は、結婚10年目の主婦。子どもはおらず、夫・剛留との関係はすっかり冷え切ってしまい…。共働きでありながら、家事のほとんどが香緒一人で担っていました。
さらに、義父の介護をしている義姉からの嫌味にも耐える日々。そんな毎日が続くうちに、彼女の心はどんどんすり減っていきます。
そんな虚しさを感じる毎日の中、香緒は怪我をきっかけに、食材宅配サービス「スマイルエッグ」を利用することにして…。
年下配達員との出会い
食材を届けてくれたのは、爽やかで優しい年下の配達員・篠塚涼弥でした。
最初はただの配達員にしか思っていなかった香緒ですが、彼のさりげない気遣いや言葉に、少しずつ心がほぐれていきます。
そして、彼女にとって宅配を頼んでいる“水曜午後2時”が、次第に特別な時間に変わっていきました。
そんなある日、香緒は剛留の不倫現場を目撃!しかし、開き直る彼に対して香緒はショックを隠し切れませんでした。
迎えた水曜日の午後2時。元気のない香緒に対して、あろうことか涼弥が口づけをしてきて…!
『水曜午後2時の恋人』第10話まで読んだ感想(ネタバレ注意)
夫婦の“すれ違い”のリアル
香緒が抱えている孤独感や葛藤は、決して大げさではなく、現代社会でも多くの人が直面していることだと思いますね。
夫婦間での会話はあっても心が通い合っていない様子や、共働きなのに家事を押し付けられ、言い争いになってしまう場面など、共感できる人もいるのではないでしょうか?
また、義姉の態度の悪さといったら…、こんなの耐えきれませんよね!剛留も義姉の味方ばかりで、香緒のことを気遣う様子もなく、本当に信じられませんでした。
確かに親の介護は大変だろうし、辛いこともあって愚痴を吐きたくなる気持ちもわかるけれど、義姉は独身ですし、自分の親なのだから、香緒にイライラをぶつけるのは違いますよね!
涼弥の優しさにキュン!
夫との関係が微妙な中、涼弥の存在が香緒にとって大きな癒しになっています。
彼のさりげない気遣いや、自然体の優しさに触れるたび、香緒の心が少しずつ前向きになっていくのが、こちらにもひしひしと伝わってきました。
正直、「こんな人がそばにいてくれたらな…!」と、読んでいて羨ましくなるほどです(笑)
涼弥の本当に些細な気遣いによって香緒の心がほぐれていく様子から、これまで彼女がどれほど我慢し、ため込んできたのかが感じられました…。
気になる涼弥の気持ち
“水曜日の午後2時”という限られた時間に会う香緒と涼弥…。まだ出会って間もないですが、涼弥が香緒のことをどう思っているのかが気になります!
涼弥は優しく穏やかな好青年、しかもイケメンなので、かなりモテそうですよね。香緒に向ける彼の本心はどうなのでしょうか?
また、涼弥も家族関係に大きな悩みを抱えているようです。自分と同じように家族のことで悩み、苦しんでいる香緒を見て、心が通じるものがあるのかもしれません。
涼弥の気持ちは共感からくるものなのか、それとも…。今後の関係に注目したいですね!
『水曜午後2時の恋人』の見どころを徹底解説!
ここでは、『水曜午後2時の恋人』の見どころ
- 大人の女性の“本音”が詰まっている!
- じわじわ近づく“禁断の距離感”…!
この2つを詳しく解説していきます!
大人の女性の“本音”が詰まっている!
大人の女性が普段は口にできない“本音”がリアルに描かれているところが、本作の魅力のひとつです!
現代社会で増えている共働き夫婦の中で、、夫との関係や義実家との関係に悩む香緒の姿は、多くの読者が「分かる…!」と共感できるのではないでしょうか。
大人の女性ならではの“本音”が詰まっていて、より物語にのめり込める、そんな作品となっています!
じわじわ近づく“禁断の距離感”…!
涼弥との関係が、少しずつ、でも確実に近づいていく過程がとてもドキドキします…!大人の恋愛ならではの“もどかしさ”も感じられますね。
毎週水曜の午後2時。普段はただの平日なのに、その時間だけは特別で、日常に小さな“非日常”が差し込まれる感じがたまりません。
本当はいけない禁断の関係…。ときめきと切なさが交錯し、先の展開が非常に気になります!
これまでのストーリーから最終回・結末を予想!
最終的には、「香緒と涼弥が付き合う」展開、もしくは「香緒が一人で未来を歩んでいく」展開になるのではと予想しています!
香緒がどれだけ注意やお願いをしても、剛留が変わらないのですから、夫婦関係の修復は難しそうですね。
そんな時に涼弥の優しさに触れ、心が傾いてしまう香緒の気持ちもよくわかります…!
涼弥もまた香緒のことが気になっているみたいですし、このまま2人の関係が深まっていくのではないでしょうか。
ただ、香緒と涼弥の関係も本来は許されないものであるため、そこが悩ましいところですね…。
いずれにせよ、香緒には「自分の幸せ」をちゃんと見つけてほしいと思います。
まとめ
『水曜午後2時の恋人』は、ごく普通の日常に潜む孤独や癒し、そして新たな“ときめき”を描いた大人の恋愛物語です。
共感できる心理描写と、先の読めない展開に引き込まれる一作となっています。
気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね!