【漫画】ドールハウスを読んだ感想(ネタバレあり)狂っているのは人形かそれとも…?

今回紹介する『ドールハウス』は、亡くした娘の代わりに骨董市で出会った人形で傷を癒していた佳恵が、奇妙な出来事に巻き込まれていくドールミステリーです。

新たな子を授かった佳恵は、やがて人形を疎ましく思うように。しかし、いくら手放そうとしても、人形は必ず佳恵の元に戻ってきて…。

不思議な人形にはどんな秘密が隠されているのでしょうか。

 

ドールハウス(コミック)はどんな作品?

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作者凸ノ高秀、矢口史靖
ジャンル青年漫画
出版社双葉社

作品情報

漫画『ドールハウス』は、2025年6月13日に女優・長澤まさみさん主演で映画公開も決まっているミステリー作品。

奇妙な人形のおかげで娘の死から立ち直った夫婦が、何度捨てても戻ってくる人形に悩み壊れていくお話です。

娘を亡くした傷を癒してくれたのも人形でしたが、佳恵を苦しめるのもやはり人形。

もはや人形が異常なのか佳恵がおかしいのか分からなくなり、ゆっくりと壊れていく家族から目が離せなくなります!

果たして狂っているのはどちらなのか、身の毛もよだつホラーをご堪能ください!

物語の世界観

佳恵を癒す人形・アヤは、様々な伝承がある市松人形。

作中でも人の髪の毛や爪が使われている事が示唆されており、少しずつ伸びていく様子に背筋が凍ります。

一見読む限りでは人形が狂っているように思えますが、物語を読み進めていくと佳恵にも異常な一面が…。

怪奇ものなのかヒトコワ作品なのか分からず、更なる恐怖に陥れられてしまいます!

 

【あらすじ】ドールハウスはこんなお話!

人形との出会い

今から一年前、一人娘の芽衣をかくれんぼ中の事故で亡くしてしまった佳恵

心を病んだ佳恵は塞ぎ込んでいましたが、偶然訪れた骨董市で可愛らしい市松人形と出会います。

人形を芽衣のように扱うようになった佳恵に恐怖を感じた夫・忠彦は医師に相談しますが、実際に“ドールセラピー”というものがあり、人形が心のリハビリに役立つ事例があるとの事。

医師の話を聞き安心した忠彦は、しばらく様子を見守る事にしました。

恐怖の始まり

しかしそれから程なくして、佳恵の妊娠が発覚。

数か月後に娘を出産した佳恵は、真衣と名付け大切に育て始めます。

真衣が生まれてから人形の居場所はなくなり、夫婦から邪険に扱われるようになりました。

ある日、姑の来訪中に真衣を寝かしつけようとした佳恵は、隣に人形を並べ寝かせる事に成功。

姑と談笑していた佳恵が突然泣き出した真衣の元に駆け付けると、なんと人形の髪の毛が首に巻き付いていて…。

登場人物

  • 鈴木佳恵

一年前にかくれんぼ中に娘を亡くしてしまった主人公。

骨董市で出会った人形のおかげで立ち直るが、奇妙な現象に悩まされるようになる。

  • 鈴木忠彦

佳恵の夫。

人形と出会い傷が癒えていく佳恵に安堵していたが、やがて異常な行動を取る妻に違和感を覚えるようになる。

  • 鈴木芽衣

佳恵と忠彦の娘。

5歳の頃、かくれんぼ中にドラム式洗濯機の中に入ってしまい亡くなる。

  • 鈴木真衣

芽衣亡き後に誕生した佳恵と忠彦の娘。

人形に“アヤ”と名付け可愛がっており、人形と意思疎通ができると信じている。

  • アヤ

芽衣を亡くした佳恵が骨董市で出会った市松人形。

佳恵の傷を癒してきたが、真衣の誕生後にはアヤの周りで奇妙な出来事が起こり始める。

 

ドールハウス 感想・レビュー(ネタバレあり)

恐ろしい人形

2025年6月に映画化が決まっている作品ですが、奇妙な人形に出会い狂っていく家族の様子に恐怖を覚えました!

佳恵は不幸な事故で一人娘を亡くした女性で、自責の念に囚われ立ち直れずにいます。

そんな佳恵が市松人形のアヤと出会い傷が癒えていく姿に読者としても嬉しくなりましたが、この人形は何だか不気味ですよね…。

一時期は本物の我が子のように可愛がっていた佳恵が、真衣の誕生と共にアヤを邪険に扱う姿をリアルに感じました!

このまま人形離れしていくのかと思いきや、寝かしつけ中に真衣を殺そうとするなんて…。

アヤの髪の毛が真衣の首に巻き付く事故が発生しますが、これは偶然なのでしょうか。

真衣への違和感

5歳になった真衣は、亡くなった姉・芽衣にそっくりの可愛らしい女の子。

この年頃の子供はイマジナリーフレンドという架空の友達を作る事もあるそうですが、封印されていたあの人形に“アヤ”と名付け本当の友達のように扱う姿に恐怖を覚えます。

この事が原因で真衣は友達とトラブルを起こし、思い詰めた佳恵はアヤを捨てる事に。

しかし結局真衣が許さずに不幸な事故が起こり、アヤが舞い戻って来る展開に震えが止まりませんでした!

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壊れていく佳恵

アヤが戻って来て以来、佳恵の周りで奇妙な出来事が起こるように。

ついには真衣に怪我をさせる事故を起こしてしまい、病院を受診する羽目になります。

忠彦も佳恵の行動に違和感を覚え始め、真衣の身体に何故か無数のひっかき傷を発見。

この傷を付けたのはアヤだと考えるのが妥当ですが、佳恵には思い詰めた時に身体をひっかく癖がありますし、どちらが付けたのか分からず混乱してしまいました…。

あの人形には封印されていたかのような痕跡がありますが、佳恵たちは開けてはならない箱を開けてしまったのでしょうか。

 

これまでのストーリーから最終回・結末を考察!

人形を封印し家族が救われる

奇妙な人形と出会ったせいで、恐ろしい出来事に巻き込まれ始めた鈴木一家。

あの人形が入っていた箱には大量のお札が貼ってありましたし、何らかの理由で封印されていた事が予想されます。

お札に疑問を抱いた忠彦が謎を解き、人形を封じる事で解放されるのではないでしょうか。

一家が人形に呪い殺される

こちらの予想は当たって欲しくないですが、鈴木一家が人形から呪い殺される可能性も。

真衣の首が絞められる事件が起こって以来、佳恵は人形を箱にしまっていました。

しかし5歳になった真衣が人形を箱から取り出してからは奇妙な出来事が続いていますし、アヤは呪いの人形として厳重に封じられていたのではないでしょうか。

結局人形を封じる事はできず、一家が皆殺しにされる展開もあると予想しています!

 

ドールハウスのオススメポイントをご紹介

狂っていく佳恵

芽衣を亡くして以来、少しずつ狂っていく佳恵の姿に恐怖を覚えます!

一時期は落ち着きを取り戻していたものの、次々と起こる事故のせいで一層狂っていく姿がリアルでゾクゾク…。

全ての現象は佳恵の妄想の可能性もありますし、狂っているのが人形なのか人間なのか分からない得体の知れない恐怖に嵌ってしまいます!

得体の知れない人形

市松人形といえば、恐ろしい人形の代名詞。

大切にしている時は可愛らしく見えますが、一度疎ましくなれば不気味なものにしか見えません。

まるで真衣に嫉妬しているかのような素振りを見せ、一家を恐怖に陥れていく姿が恐ろし過ぎますね。

人形にどんな秘密が隠されているのかが、作品の最も気になるポイントとなっています!

 

まとめ

『ドールハウス』について紹介しました。

娘の死から立ち直れずにいた佳恵は、市松人形のアヤと出会い落ち着きを取り戻します。

しかし次女の誕生以来アヤを邪険に扱っていた佳恵の周りで、次第に奇妙な出来事が起こり始めました。

小次郎
不気味な人形が織りなす得体の知れないミステリーをお楽しみください!