『岩肌の花嫁は愛で溶かされる』は、「神の力を宿して生まれた」主人公が、ある男との結婚を通して成長し、愛を育んでいく物語です。
受け継いだ神の力の影響で、周りから疎まれて育った岩子。一方で双子の妹・咲子はその美しい姿から、両親に愛されていました。
人生を諦めていた岩子は、「神に呪われた男」として知られる白蘭と結婚することに!岩子の運命はどうなってしまうのでしょうか…?
漫画【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】どんな作品?
作品情報
『岩肌の花嫁は愛で溶かされる』は、遠山えま先生の作品です。
学園ものから、最近ではファンタジー作品も多く描かれており、その世界観や時代背景も非常に幅広い作品が世に出されています。
とにかく、登場人物の表情や身体の細部まで、非常に繊細なペンタッチが特徴で、その絵を見ているだけでも惹きこまれます…!
また王道かと思いきや、その上をいくストーリー設定も遠山先生のすごいところです。
本作も『神の力を宿した』主人公が、自分とは相反する『神に呪われた男』と結婚するという内容に、「これからどういった展開になるのか…」、想像を膨らませるものとなっています!
登場人物
- 神代 岩子
『イワナガヒメ』の神の力を宿して生まれた双子の姉。身体を硬い岩が覆っており、その姿から両親からも周囲からも気味が悪がれている。
- 黒峰 白蘭
『神に呪われた男』と呼ばれる、岩子の結婚相手。軍人であり、その“呪い”から周囲に恐れられている。
- 神代 咲子
『コノハナサクヤヒメ』の神の力を宿して生まれた、双子の妹。花のような美しさ・愛らしさを持ち合わせている。岩子と違い、両親から愛されて育てられた。
- 西園寺 清
家は宝石商の資産家で、咲子の結婚相手。岩子に対しても隔てなく優しく接する唯一の人だけれど…。
【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】各話あらすじと感想
1話~2話のあらすじと感想
あらすじ
神の力を宿して生まれた双子・岩子と咲子。その力により、岩子は全身” 岩 ”に覆われており、咲子は花のような美しさを持っていました。
日々、両親と咲子から酷い扱いを受ける中、岩子は自分に唯一優しくしてくれる男・清に惹かれていきました。
しかし、その清が咲子と結婚することに!
なんと岩子にも縁談の話が上がりますが、その相手は『神に呪われた男』と恐れられている白蘭という軍人で…。
感 想
いくら容姿に違いがあるからとはいえ、実の両親が双子にここまで差をつけるのはダメでしょ!
両親たちの前で泣いている姿は見せない岩子ですが、こんな日常が続いていると思うと、本当やるせないですね…。
また遠山先生の作品は、登場人物の表情が本当にキレイです…!くやしいですが、咲子も外見は本当に可愛らしいですね。
清は悪気があるわけでは決してなさそうですが、「いや…期待させないでほしいな」とちょっぴり裏切られた気分でした。
3話~4話のあらすじと感想
あらすじ
白蘭と結婚した岩子は、いよいよ夜の営みへ…。
岩子の身体を見て驚く白蘭に、岩子は謝りながら「その呪いで自分を終わらせること」を懇願します。
しかし、白蘭の持つ“呪い”というのは、陰陽師であった黒峰家が神にかけられた、想像を絶するものでした。
岩子は白蘭から、呪いを持つ者同士として、最期までともに生きようと伝えられ…。
感 想
ここでは岩子を見つめる白蘭の、力強くまっすぐな眼差しにドキッとしました。なんて優しい目をするんでしょうね…!岩子が羨ましかったです(笑)
岩子も白蘭も、本当に真面目で思いやりのある人間だな、と感じました。お互いに辛い過去を持っているからこそ、相手のことを考えてしまうのでしょうね…。
それにお互い、自分たちの運命を受け入れて生きる姿が切なかったです。
これから一緒にいることは、“傷のなめ合い”という感じもあるかもしれませんが、必ず幸せになってほしいです…!
5話~6話のあらすじと感想
あらすじ
岩子と白蘭、それと使用人だけしかいない屋敷で過ごす内に、岩子の心に変化が訪れます。
周囲から恐れられている白蘭の、優しい一面に触れることで、温かい気持ちに包まれ、岩子は笑顔を見せるように。そして白蘭に添い遂げることを決めます。
その後、再び床をともにする2人。本来岩の肌であるため、何も感じないはずが、白蘭に触れられるところから快感が生まれ…。
感 想
岩子の笑った顔に涙が出そうになりました…!白蘭の優しさに、心が溶かされていくようで良かったです。
それと使用人も素敵でしたね。人は外見では判断できないと、感覚的に知っている人だからこそ、白蘭の使用人として傍にいるんだろうな、と感じました。
またお互いに触れ合うシーンは、ページを進めるたびにキュンキュンが止まらなかったです!
岩子の切なくも可愛らしい姿、白蘭の格好良さが表されており、こんなにも描写が美しいなんて…、と脱帽しました。
『岩肌の花嫁は愛で溶かされる』見どころを紹介!
見どころ①:登場人物のギャップが良い!
登場人物たちのギャップに落ちない読者はいない!と断言できます。
特に白蘭の“オン”と“オフ”の姿の差が凄まじく、非常に神々しいものでした…!!
また普段おとなしく、表情変化の乏しい岩子の笑顔やホッとしたような表情も、『守ってあげたい』欲が出てくるような…。
見どころ②:神秘的な和風ストーリーに没入できる!
とにかく絵柄が繊細で美しいため、非常に見やすく、読み進める手が止まりませんでした。
“神の力を受け継いだ双子”という設定は王道で、よく見られるかもしれませんが、それが気にならないほど登場人物たちが魅力的です。
岩子や白蘭は普通の人間とは言い難いですが、その画力や人物設定が相まって、しっかりと物語に入り込むことができる作品となっています!
まとめ
神の力や呪いが存在する、少しファンタジー要素のある本作ですが、登場人物たちの気持ちがこちらにも伝わってきて、心揺さぶられるものとなっています。
ここまでの物語の中に意外な展開もあり、タイトルも重要な伏線になりそうだなと感じました…!
王道設定大好きな人も、こういったジャンル初体験の人にもおススメの作品となっています!